保育士起業家が教える! 実は重要な“遊びの終わらせ方”

保育士起業家が教える! 実は重要な“遊びの終わらせ方”

●ゲームの終わらせ方とは?

小学生が夢中になりがちなゲームはどうだろうか? テレビゲーム、携帯ゲームにハマって、やめてくれず困っているママも多いと思うが、どうやって対応したらいいだろうか?

「達成感を味わせるという意味で、もちろんゲームも立派な遊びの1つであると言えます。しかしここで注意したいのは、ゲームには、思わず人が熱中しすぎてしまう魔法のような特性がある、ということ。その意味では、他の遊びより、”やめどき” が難しい。ソフトの内容によって育める力も様々にある一方で、大人がゴールを決め、綿密に作り込んであるので、子ども自身の力による遊びの広がりは比較的少なく、視力の低下などのリスクも持ち合わせています。子どもに手渡す際には、それらを踏まえた上で、他の玩具より多くの約束ごとが必要になるかもしれません。約束事は、子どもの年齢や性格が様々なので、直接こどもと話し合いながら決めるのがオススメです。ゲーム事態が【悪い/良い】ではなく、その親子なりに、どう付き合うか…そこにきちんと向き合うことが大切です」(小竹氏)

子どもの遊びをただ単に止めるだけではなく、いろいろなやり方で試して、どうしたらいいのか思い巡らせることが大切なのかもしれない。

(取材・文/谷亜ヒロコ)

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小竹めぐみ 小笠原舞

こどもみらい探求社

小竹めぐみ(左)<BR> 合同会社こどもみらい探求社共同代表。保育士をする傍ら、家族の多様性を学ぶため、世界の家々を巡る一人旅を重ねる。 砂漠の民とアマゾン川の原住民の暮らしに大きなヒントを得て、2006年より”違いこそがギフト”と発信する活動を開始する。 幼稚園、こども園、保育園に勤務後、自分らしい保育士の形をみつけようと決意し2012年に独立。 人のもつ凸凹を大切にしながら、日々の変化を楽しみに暮らしている。 <BR><BR> 小笠原舞(右)<BR> 合同会社こどもみらい探求社共同代表。幼少期に、ハンデを持った友人と出会ったことから、 福祉の道へ。大学時代にボランティアでこどもたちと出会い、彼らの持つ力と創り出す世界に魅了される。 20歳で独学にて保育士国家資格を取得し、社会人経験を経て保育現場へ。 こどもたちの声を大切にできる社会を目指し、既存の枠にとらわれず、新しい仕掛けを生み出しながら過ごしている。 <BR> 小竹・小笠原の共著として、2016年12月には、子育て本「いい親よりも大切なこと 〜子どものために“しなくていいこと"こんなにあった!!〜」を、 2017年1月には写真集「70センチの目線」を出版。