●下半身に効くヨガポーズ
「ついつい癖で脚を組んでしまう人は多いと思いますが、脚を組むことで骨盤が歪み、下半身が太くなってしまうので、なるべく脚は組まないように。癖でどちらか片方に体重が乗ってしまう人もいますが、なるべく自分で“私、今立っている!”という意識を持った上で、足裏の親指の付け根と小指の付け根、かかとの内側外側が、しっかり地についているのを感じるようにしてみるといいと思います。骨盤の位置も意識して、反り気味だったらちょっと尾骨を内側に入れてあげる、逆に骨盤が後傾してしまう人はお腹がポコッと出てしまうので、骨盤を前傾させるように意識する。常に骨盤が真ん中に、垂直にくるように意識して下さい。何事もそうですが、“意識”が大切です」(田中さん 以下同)
【割り座のポーズ】(脚のむくみを解消、骨盤の矯正。老廃物を流す効果も)

1.立て膝で座る。
2.ふくらはぎの肉をかき分けながら、お尻を落とす(つま先はまっすぐのまま。背中は丸めない)。
3.片ひじずつ床につけて、ゆっくり仰向けに(太ももの前、鼠蹊部、胸をしっかりと伸ばす)。
4.両手をバンザイして気持ちよく伸びる(背中と床の間は手のひら2つ分以上開けない)。
「太ももが凝り固まっている人や、鼠蹊部が固い人はなかなか難しいと思いますが、脚を両方曲げられない人は片脚ずつ始めてもらって、もう片方の脚は伸ばしたままでもOK。徐々にできるようになると思います。腰や膝を痛めないように軽減しながら、自分ができる範囲で行って下さい」