●子どもの集中力は、合理的な工夫で鍛えることができる!
「大好きなことなら集中できるのに、なかなか興味のないことには集中できないのが子どもですね。そういう場合、親御さんが“集中しなさい! なんで集中できないの!”と叱っても、集中するかと言えば余計に子どもはやる気をなくすだけで逆効果です。こういう場合は、親が“合理的な工夫”をすることで集中力を鍛えることが可能です」(親野先生 以下同)

その合理的な工夫とは?
(1)モチベーション
「具体的な目的意識を持っていれば、勉強にも集中できるのです。それは、例えばテストで100点取りたい! といった直近の目的でもいいですし、“宇宙飛行士になりたい!”歴史博士になりたい”といった、将来の夢でもいいんです。とにかく、目的意識を持たせることが、目の前のことへの集中力を自然に高めることにつながります」