【人気カウンセラーが語る】日常生活に潜む夫婦の考え方の違いとは?

【人気カウンセラーが語る】日常生活に潜む夫婦の考え方の違いとは?

夫婦と言えども、“なんで夫はこうなの!”“なんで妻はこうなんだ!”と、相手の考え方が理解できない瞬間は、多かれ少なかれどんな夫婦も感じることがあるのでは? そんな互いの考え方や受け取り方の相違から、些細なケンカに発展してしまうものですね。夫婦問題カウンセラーとして人気の高草木陽光さんによると、そもそも夫と妻は考え方の傾向に違いがあることを前提として理解することが夫婦円満の秘訣だといいます。そこで、日常によくある夫婦のシチュエーションを例に挙げて、夫と妻の違いについてお話しを伺いました。

7000以上の夫婦問題のカウンセリングで実感したことは、夫と妻の思考回路は違うということ

「これまで7000人以上のカウンセリングで、妻の言い分、夫の言い分を聞いてきました。そこには、明らかに思考回路の違いがあることがわかりました。つまり、“なんでわかってくれないの?”という考え方では、解決できないのです。互いの特性を知り、対処する。それこそが、夫婦円満のコツであり、鍵となるのです」(高草木さん 以下同)

日常生活でこんな時はないだろうか?

【買い物】

夫…目的があるから買いに行く
妻…目的がなくても買いに行く

高草木さんによると、夫婦で一緒に買い物に行ってケンカになるケースは多いという。

「夫と一緒に買い物に出かけても、夫がいちいちうるさかったり、急かしたりしてちっとも楽しくなぁと感じた経験がある人も多いのでは? 一方の夫は、いつ終わるかもわからない妻の買い物に付き合うほど疲れることはないと感じている人が多いのです」

これは、“買い物”への考え方の違いから起こるすれ違いだという。

「目的や問題解決のための行動や、会話が常に求められるのが男性社会です。だから、買い物も必要な物を買いに行くこと。つまり、目的を果たして初めて買い物が終了します。しかし、女性が買い物に行く目的は、モノを買うことだけではありません。女性は、買い物をする“過程”を楽しみたいのです。この気持ちを理解している夫でないとお互いに満足した時間を過ごすことが出来ないのです」

では、解決の糸口とは?

「妻は、誰にも邪魔されずゆっくりショッピングを楽しみたいのであれば、一人で行くに限ります。一緒に行ったとしても、夫の機嫌がナナメになってきたなぁと感じたら、ケンカになる前に別行動を促しましょう。夫は、妻と一緒に買い物に行きたいと思うなら、散歩のようなものと考えましょう。イライラをぶつけるのではなく、“過程”を楽しんでしまったほうがストレスなく過ごせますよ!」

【人気カウンセラーが語る】日常生活に潜む夫婦の考え方の違いとは?

お話しを伺った人

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高草木陽光

HaRuカウンセリングオフィス

夫婦問題カウンセラー。これまでのカウンセリング件数は70000件以上。浮気や離婚問題、夫婦関係修復など、あらゆる問題を早期解決に導くプロフェッショナル。