【例文あり】年賀状の返信はいつまで?寒中見舞いと喪中の対応

【例文あり】年賀状の返信はいつまで?寒中見舞いと喪中の対応

年賀状にまつわる悩みのなかに、「送っていない相手から年賀状が送られてきた」や「喪中の人にはどうすればいいの?」というものがありますよね。そこで、どう対応するのがベストなのか、元全日本空輸株式会社の客室乗務員で、現在はNPO法人日本サービスマナー協会の講師を務める森良子さんに話を聞きました。

年賀状を受け取ったらできる限り返信を出す

人によっては年賀状を面倒と感じる人もいて、年賀状を受け取っても返信を出さない人もいます。しかし、これはNG。

「年賀状をいただいたにも関わらず、返信を出さないことは、よほどの理由がない限り、やはり失礼にあたると感じます。人としてのマナーや礼儀の観点ではなにかしらのアクションを返しましょう。はがきでのご挨拶が難しいようなら、個人的には電話やメールといったツールを活用してもよいと思います。大切なのは相手に気持ちを伝えることです」(森さん、以下同)

また、自分からは送っていない相手から年賀状をもらうケースも多々あるものですが、返信を書く際に「書き忘れた」につながる表現は、相手に失礼になる場合もあるので注意が必要。森さんによると、以下のような文章を使用するといいそうです。

【例文】
・新年のご挨拶が遅れてしまい大変失礼いたしました。
・早々の年賀状をいただき、誠にありがとうございました。
・ご丁寧な年賀状をありがとうございました。新年のご挨拶が遅れましたことを深くお詫び申し上げます。

【例文あり】年賀状の返信はいつまで?寒中見舞いと喪中の対応

年賀状として返信を出せるのは1月7日まで

年賀状の返信を出すタイミングによっては、寒中見舞いに切り替えなければなりません。具体的には…。

「一般的に年賀状は『松の内』といわれる1月7日までに出すのが望ましいと思われます。寒中見舞いは1月5日の小寒から立春までに送ることができますので、それ以降は寒中見舞いとして出したほうがよいでしょう」

正月三が日に年賀状を受け取り、すぐに返信を出せるようであれば年賀状として、少し時間がかかりそうなら寒中見舞いとして投函したほうがよさそうです。

お話をお聞きした人

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森良子

NPO法人日本サービスマナー協会認定講師

全日本空輸株式会社に客室乗務員として入社後、約10年間、国内線・国際線の乗務にあたる。組織内では、チームコーディネーターとして、新人及び班員の育成指導などに携わる。現在は、全日本空輸株式会社での経験を活かし、一般企業の新入社員教育やビジネスマナー講座、接遇講座、電話応対講座など、幅広い講座を担当している。