
4歳児の平均身長
まずは、4歳児になる我が子の身長が、他の子と比べてどうなのかを見ていきましょう。
男の子
男の子の場合、4歳から5歳になるまでの平均身長は以下のとおりです。この表では、1ヶ月ごとの平均身長が確認できます。平均的には、4歳になった時点で100cmを超えていることがわかりますね。

「SD(標準偏差)」とは、平均値からのばらつき具合(分布の幅)です。-2SD以下の身長(全体の2.3%)にあたる子どもは「低身長」にあたる可能性がありますので、一度お医者さんに相談するべきかもしれません。
成長曲線
母子手帳や日本小児内分泌学会「成長評価用チャート・体格指数計算ファイル」によると、4歳男の子の成長曲線は、緩やかな右肩上がりです。生まれたばかりの子どもの成長曲線は、急な傾斜をたどります。ただ、4歳児になると、成長もある程度安定すると言えるでしょう。なお、4歳男の子の平均体重は以下のとおりです。

この表を見比べると、平均体重は平均身長より増えにくいことがわかります。これは、4歳児ぐらいの大きさになると、日中の活動量が増えるためです。よって、食事をたくさん食べても、体重は一気に増えにくいとされています。
女の子
次に、4歳女の子の平均身長を見ていきましょう。1ヶ月ごとの平均身長を、以下の表にまとめました。

参考リンク:4歳児の身長・体重の目安は?4歳児の発達の特徴と言葉の発達
項目名の「SD(標準偏差)」は、平均値からのばらつき具合(分布の幅)でしたよね。なので、我が子の身長が「低身長」にあたる-2SD以下である場合、一度お医者さんに相談した方が良いかもしれません。
成長曲線
4歳女の子の場合も、男の子と同じように、緩やかな右肩上がりと言えます。平均体重に関しては、以下のとおりです。

平均身長は1年間で6cm以上も伸びるにもかかわらず、体重は1kgほどしか変わっていません。ただ、身体の成長は個人差があります。よって、成長曲線はあくまで参考程度に考えた方が良いでしょう。そして、身長の低さが気になる場合には、毎日の献立を見直す、食卓の雰囲気を楽しくするといった食事の工夫を心がけます。また、食事以外にも、遊び場所を変えることで、お子さんの運動量アップが期待できます。その結果、「よく食べてよく寝る」という理想のライフスタイルを送りやすくなるでしょう。
4歳児の成長の特徴
次に、4歳児の成長にはどういった特徴があるのかを見ていきましょう。4~5歳の1年間は、栄養管理が特に大切と言われています。もし、お子さんの食が細いのであれば、なるべく食事の回数を増やしてあげると良いでしょう。不足しがちな栄養素は、おやつでカバーするのが効果的です。また、4歳児になると、食材の好き嫌いもハッキリしはじめます。なので、調理法や食べ方の工夫で、お子さんの苦手意識をうまく取りのぞけると良いですね。
