夏こそ気をつけたい身体の冷え!身体を温める食材と調理法で夏冷え対策

夏こそ気をつけたい身体の冷え!身体を温める食材と調理法で夏冷え対策

日に日に暑くなり、エアコンの効いた室内に長時間いたり、冷たい飲み物を飲んだりと身体が冷えるようなことをしてしまいがち…。季節的には冬よりも夏のほうが身体が冷えやすいことをご存知ですか?今回は、夏の冷え対策によい食材をご紹介します。

夏の冷えが起こす身体の不調

冷房で身体を冷やしすぎたり、冷たい飲み物を飲みすぎたりすると様々な不調が出てくるでしょう。内臓まで冷えてしまうと臓器の働きが鈍くなり、胃もたれや消化不良、下痢、便秘などに繋がりやすいです。暑い屋外と寒い屋内の出入りを繰り返すことで、体温調節の役目を持つ自律神経が乱れやすくなり、体がだるくなったり、夏バテの症状が出たりすることもあります。

また、女性の場合は子宮卵巣やホルモンバランスにも影響が出やすいため、生理不順や肌荒れ、むくみが出るおそれもあります。

これら身体の不調は「冷房病」とも呼ばれ、老若男女関係なく、数時間冷房にあたっただけで発症してしまう人もいます。さらに気を付けたいのは、症状が夏だけの一時的なものではなく、秋や冬の時期まで長引くこともあると言われています。

特に自律神経やホルモンバランスの乱れは慢性的に続きやすいので、身体の冷やしすぎには十分注意が必要です。

夏こそ気をつけたい身体の冷え!身体を温める食材と調理法で夏冷え対策

身体を温める食材を選ぶ !

夏の冷え対策には、食べるものを見直して身体の中からアプローチしましょう。

◆生姜
身体を温める即効性があり、発汗、発熱、殺菌、抗酸化、コレステロール低下など様々な効果があると言われています。中でもジンゲロン、ジンゲロール、ショウガオールという辛味成分には、血流を良くして身体を温め、新陳代謝を活発にするのに高い効果があると言われています。

◆寒い地域や気候で育った食材
北の方で採れる食材は、体を温めてくれる傾向があると言われています。寒い気候で育つ野菜や果物は冷えの心配がなく、反対に南で育つ野菜や果物は身体を冷やすものが多い傾向にあるそうです。
〈食材〉かぼちゃ、カリフラワー、ネギ、人参、りんご、さくらんぼなど

◆地面の下で育った食材
野菜の中でも土の中で育つ野菜は一般的に身体を温めてくれる働きがあると言われています。いわゆる根野菜などです。
〈食材〉人参、ごぼう、山芋、生姜など

◆発酵食品
発酵食品は酵素がたくさん含まれており、体温を上げてくれる効果が期待できると言われています。また、血液をサラサラにして血流を良くし、冷えの改善が期待できるそう。
〈食材〉納豆、味噌、醤油、漬物など

◆黒色の食材
雪のように白い食べ物が身体を冷やすのに対して、黒い食べ物は身体を温める効果があると言われています。
〈食材〉黒ごま、黒砂糖、黒豆、ひじき、醤油など

◆暖色系の食材
火や温かさを連想させる赤・黄色・オレンジといった暖色系の食べ物は身体を温める効果があると言われています。
〈食材〉人参、かぼちゃ、小豆など

夏こそ気をつけたい身体の冷え!身体を温める食材と調理法で夏冷え対策

この記事を書いた人

増子 光世

日本ビューティーフード協会

日本ビューティーフード協会インストラクター。−10kg のダイエットに成功したことを機に美容や健康にいいことを日々研究中。

この記事を監修した人

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日本ビューティーフード協会 代表理事 鈴木梨沙

体の内側から整えキレイと幸せをかなえる一生持続可能な食事を提案する専門家として、延べ1200名以上の方にセミナー講演会を実施。著書「美女になる簡単ヘルシーダイエットBook」がある。