季節別のコーデポイント

戌の日参りに適した服装は、お参りに行く季節によっても変わります。季節別のコーデのポイントを見ていきましょう。
春は羽織もので体温を調節
春は、日中は暖かくても朝晩はまだまだ冷え込むことがあり、油断できない季節です。急な温度変化に対応できるように、暖かい日でも「羽織もの」を持参しましょう。
長袖や七分袖のワンピースに、「カーディガン」や「ジャケット」、「ストール」を合わせるのがおすすめです。ストールはひざ掛けとしても使えるため、カーディガンやジャケットとは別に、1枚持っているとよいでしょう。
夏は露出が多くならないように
暑い夏はノースリーブや短めのスカートなどで、肌を露出しがちです。ただし露出の多い服装は冷えやすく、お参りにもふさわしくありません。戌の日のご祈祷などの際には、できるだけ控えましょう。
通気性のよい素材のブラウスやワンピースに、「薄手のカーディガン」や「ボレロ」などを組み合わせると上品です。さらに「ストール」を1枚持って行くと、冷房対策にもなります。
ボトムスは短すぎると座ったときに脚が見えてしまうため、膝下からくるぶしくらいまでの丈を選びます。祈祷所では靴を脱ぐことが多いため、暑くても素足は避けて「薄手のストッキング」を履いていきましょう。
秋は体を冷やさないよう注意
秋も春と同様、気温の変化が激しい季節です。特に11月は七五三の参拝者が多く、祈祷書が混雑して待たされることもあるため、体を冷やさないように十分注意しましょう。
多少荷物になりますが、「暖かな素材のショール」や「ニットカーディガン」、「カイロ」などがあると安心です。ブーツを履いて行く場合は、脱ぎ履きのしやすいタイプを選びましょう。
冬は防寒対策をしっかりと
冬は念入りに防寒をして出かけましょう。風通しのよいワンピースよりも、「暖かい素材のマタニティパンツ」がおすすめです。トップスはお尻が隠れる長めの丈を選び、ロングコートを合わせるとよいでしょう。
冷え予防には、「保温性の高い肌着」や「レッグウォーマー」、「カイロ」などが便利です。マフラーや手袋、帽子も有効ですが、祈祷所では脱ぐようにしましょう。
夫や付き添う人の服装は?

戌の日参りに付き添う人にも、ほどよく品のある服装が求められます。夫や上の子、両親の服装を見ていきましょう。
夫の服装
戌の日参りは夫にとって、赤ちゃんのパパになることを実感できるよい機会です。「スーツ」や「ブレザー」などのややフォーマルな服装で臨むと、気持ちが引き締まるかもしれません。
ママとのバランスも考えつつ、清潔感のある服装を心がけましょう。スーツでは大げさすぎると感じたら、衿付きのシャツとチノパンツに「ジャケット」を羽織るスタイルがおすすめです。もちろん、Tシャツやスウェット・短パン・素足にサンダルなどのカジュアルすぎる格好はNGです。
子どもの服装
子どもの場合はジーンズやTシャツ、短パンでも問題ありません。派手な柄やキャラクターものを避け、「落ち着いた色合い」でまとめるとよいでしょう。
男の子はポロシャツにチノパン、女の子はふんわりとしたワンピースやジャンパースカートなどがおすすめです。
子どもの服装で注意したいポイントは、「体温調節」です。子どもは汗をかきやすいため、トップスは薄手のものをベースにして「重ね着」で調整しましょう。
祖父母の服装
両親や義両親が参加するときも、基本的にはママやパパの服装と同じ考え方でOKです。女性同士・男性同士で雰囲気を合わせていくと、より自然な雰囲気になります。
祖父母が高齢の場合は、参道を歩いたり祈祷所で靴を脱いだりするのが大変かもしれません。神社やお寺の様子を事前に調べておきましょう。
