義両親が苦手・嫌いな理由

結婚によって家族になった義両親ですが、お互い人間である以上どうしても相性の良し悪しがあるものです。夫のことは好きでも、義両親のことは好きになれないという人もいるでしょう。
一体どんなケースで義両親を苦手になったり、嫌いになったりするのか見てみましょう。
非常識な言動が多い
義両親とは、世代も慣習も生きてきた環境も違います。急に家族となったため価値観のすり合わせができておらず、ときに義両親の振る舞いを非常識だと感じることもあるでしょう。
アポも取らずに急に訪ねてきたと思ったら家の中を抜き打ちチェックしてきたり、デリカシーのない発言をされたりと、驚かされることもあるかもしれません。
義両親にとっては当たり前の行動だと、たいてい悪気がないのも困りものです。
必要以上に干渉してくる
家族とはいえ、必要以上に干渉してくる義両親を嫌だと思う人も多くいます。
とくに、子どものことについてあれこれ口出しされることにストレスを感じる人は多いでしょう。顔を合わせるたびに「いつ孫の顔が見られるの?」と催促をされたり、たとえ子どもを産んでも「跡取りのために男子を生んで」とプレッシャーをかけられたりするママもいます。
子どもの教育方針に意見する義両親も多いものです。昔ながらの子育てにこだわり、間違った接し方をすることも多々あります。アレルギーや病気に対する理解がない義両親が、医学的に危険な行為を子どもにしないかとヒヤヒヤするママもいるでしょう。
いつも嫌みばかり言う
明確に悪意を持って接してくる義両親もいます。嫁に対して義実家のやり方を強制し、少しでも気に入らないことがあれば嫌みを言うのです。
息子である夫を育ててきた生活環境を再現するように指示する義両親もいます。食事の味付けや掃除の仕方、洗濯物の干し方などを細かく指示してくるのです。これは、義実家の生活スタイルを引き継げば、夫も孫も快適に暮らせるという思い込みからきています。
息子の妻に嫌みばかり言う義両親は、自分の息子と子離れできていないことが多いようです。
苦手な義両親との付き合い方

家族になった以上、どんなに相性が悪くても義両親を完全に突き放すことはできません。かといって、無理して付き合っているとこちらのストレスがたまる一方です。
苦手な義両親とはどのように付き合えばいいのか、対処法を解説します。
無理に関わろうとしない
義実家とのやりとりがしんどい場合は必要以上に関わらず、無理に仲良くしようとしないことです。会いに行かなければならない、連絡しなければならないと自分を追い詰めないようにしましょう。
例えば、対面でのコミュニケーション頻度を落とし、できるだけ電話やメールを使うようにします。また、義両親と子どもの関係性が良好であれば、自分ではなく子どもとのコミュニケーションを増やしてもよいでしょう。
「義実家をきちんと気にかけている」「かわいい孫と話をさせてくれる」と義両親が感じられれば、悪印象を持たれにくくなります。ほどほどの付き合いを心がけましょう。
鈍感力を身に付ける
あまり義実家に対して神経質にならず、何か言われても受け流すくらいの心の余裕を持ちましょう。嫌みを言われてもまともに取り合わないくらいの鈍感力を身に付けるのが理想です。
義両親のイライラする発言は、いつまでも覚えておかず早めに忘れてしまうように意識しましょう。「また何か言っているなぁ」「言いたいだけ言わせれば満足するでしょ」と、どっしり構えておくのです。
言いたいことは夫を通して伝える
義両親に言いたいことがある場合は、実の息子である夫を通して伝えましょう。妻の立場では遠慮してなかなか言えないことも、はっきりと伝えられることが多いからです。直接言いにくいことほど、実の親と子どもの間でやりとりするように徹底しましょう。
夫がクッションとなり義両親との間に立ってくれるだけで、妻のストレスは大きく軽減します。自分の味方になり助けてくれる存在を心強く思えるでしょう。
一方、義両親と妻の間に立つことを面倒くさがり、我関せずという姿勢を見せる夫もいます。そのようなケースでは、義両親と妻の関係を良好に保つために、夫の存在がどれだけ重要かを説明して、協力してもらいましょう。