子育ての環境に悩むこともある

子育てにはある程度の心の余裕が必要です。ところが、なかにはサポートもないままに、限られた時間をやりくりしながら孤軍奮闘している人たちもいます。ここでは、過酷な環境に悩むふたつのケースを紹介します。
ワンオペ育児がつらい
「ワンオペ育児」とは、子育てがママに任せっきりになった状態のことをいいます。パパの単身赴任や別居に限らず、同じ家にいてもパパが子育てにノータッチであればワンオペ育児です。
子育てに積極的なよそのパパを見ると、うらやましく感じると同時にみじめな気分になります。疲れ切った精神状態では、子育てにも支障をきたしてしまうでしょう。
夫婦ともにフルタイムで働いている場合はもちろん、パートや専業主婦であっても、子育てや家事の手助けを求める権利はあります。
子どもがある程度大きくなったら、「パパと遊んでおいで」など、子どもの方からパパに関わるようにしていくとよいでしょう。
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仕事との両立が難しい
子育ては、ただでさえハードなタスクです。平日の朝には、子どもの身支度だけで手一杯になり、バタバタと出社する日もあるのではないでしょうか?
夕方ようやく家に帰っても、料理・お風呂・片付け・明日の準備と、やることは山積みです。「やっとベッドに入れた」と思っても、次に目を開けたときにはまた同じ1日が始まります。
「仕事が生きがい」であれば、子育てサービスや家族のサポートをお願いして負担を減らしましょう。反対に、もし「仕事がつらい」と感じるのであれば、辞めることも選択肢のひとつかもしれません。
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子育てを楽しむために必要なこと

一般論として、「誠実さ」や「我慢強さ」は美徳とされます。しかし、子育てに限っていえば、このふたつは必ずしも必要ではないのかもしれません。自分と子どもの笑顔を増やす心得を紹介します。
完璧な親になろうとしない
子育て中は、完璧を求めて頑張りすぎないようにしましょう。大人の世界で一般的に思い描かれる理想の親になるよりも、「自分の子どもにとって大好きなパパやママ」であることの方がずっと大切です。
子育てをしている人たちは、毎日子どもにご飯を食べさせて洗濯した服を着せ、寝かしつけまで付きっきりです。そのときに子どもの言葉に笑顔で答えてあげられたのなら、十分に立派な親といえます。
情報に振り回されない
間違っている子育てはあっても、正しい子育てはありません。育児書がすすめる方法も、ママ友から仕入れた子育てのコツも、我が子に合わなければ無用の長物です。
「きかん坊だけど元気で明るい」「行動は遅いけど丁寧にできる」など、まずは子どもの個性に目を向けることをおすすめします。周りと比べることをやめ、その子だけの長所を伸ばしてあげましょう。
ひとりで抱え込まない
子育ての悩みは、なるべく誰かに話すようにしましょう。不安や不満が心に降り積もると、子どもといてもどこか心が冷えてしまいます。自己嫌悪から、さらにストレスが大きくなるかもしれません。
悪循環に陥る前に、パパ・実母・友人など、信頼できる人に悩みを打ち明けてみましょう。たとえすべてが理解されなくても、「私はこういう悩みを抱えている」と表明するだけで心が軽くなるはずです。
身近な人に話しづらいのであれば、都道府県や自治体で「子育て相談窓口」を設けているところもあります。匿名で相談できるため、試しに利用してみるのもひとつです。
