放置子の困った行動と対処方法。問題解決には周囲の協力も必要に

放置子の困った行動と対処方法。問題解決には周囲の協力も必要に

改善されないときは周囲に協力を求めよう

放置子について相談したいときは、第三者の協力を得ることが有益です。放置子に悩んだときに駆け込みたい相談先を紹介します。

学校に相談する

放置子と我が子が同じ学校なら、学校に相談する方法があります。「担任に直接話す」「校長に相談する」など、関係者に相談するとよいでしょう。

このとき、学校が必要と感じれば、放置子の親に連絡をとって状況を確認してくれるかもしれません。相談者の名前は伏せてもらうようにすれば、トラブルの心配もないでしょう。

児童相談所へ連絡する

放置子の状況が明らかに普通と違ったりひどいと感じられたりする場合は、「児童相談所」への通報が必要です。「証拠がないし…」とためらう気持ちもあるかもしれませんが、児童虐待の通報では確証は不要です。

疑わしいと思われるだけの状態でも、通報しましょう。もしそれで何もないのなら、とりあえずは安心できます。子どもに万が一のことがないよう、勇気をもった行動が必要です。

児童相談所の「児童相談所虐待対応ダイヤル」は「189」です。この番号に掛ければ、すぐに最寄りの児童相談所につながります。

出典:児童相談所虐待対応ダイヤル「189」について|厚生労働省

まとめ

放置子とよばれる子どもは、自由に振る舞いすぎたりマナーを知らなかったりすることが多々あります。相手をすると困らされることが少なくありませんが、ほとんどの子どもは家庭環境や親の事情から放置されていることが多いようです。

同じ子どもを持つ親としては「かわいそう」と相手をしたくなりますが、個人でできることには限界があります。放置子があまりにもたびたびやってきたり自由奔放な振る舞いをしたりして困る場合は、周囲と連携して対策を考えましょう。

また、放置子の様子におかしいと感じることがあれば、公的機関への通報も必要です。「大げさかな?」などとためらわず、早急に連絡することをおすすめします。