離乳食「初期」っていつから?基本知識とおすすめの食材を紹介!

離乳食「初期」っていつから?基本知識とおすすめの食材を紹介!

離乳食を始める際の注意点

大人より免疫力の低い赤ちゃんが食べる離乳食は、食材や衛生管理に注意が必要です。また上手に飲み込む練習になるよう、食べさせ方のコツも押さえておきましょう。

食材と衛生面の管理

健康な大人であれば問題がなくても、赤ちゃんに食べさせてはいけない食材があります。例えば、はちみつは乳児ボツリヌス症の原因になるため、1歳になるまでは食べさせてはいけません。

牛乳も、飲みものとして与えるのは1歳を過ぎたころと推奨されているため、離乳食初期には飲ませないよう注意しましょう。

衛生管理にも注意が必要です。調理前は手をきれいに洗い、調理器具も清潔な状態で使います。また、水分が多く薄味の離乳食は腐りやすいため、調理後はすぐに食べさせるのが基本です。一度残した離乳食は食べさせないようにしましょう。

食べさせ方のコツ

離乳食初期の目的は、食べものを上手に飲み込む練習です。赤ちゃんが自分で唇や舌を動かし飲み込むときのコツをつかめるよう、食べさせるときはスプーンの先端を下唇に乗せるだけにします。

赤ちゃんが自分で口を閉じるまで待ち、飲み込んだのを確認したらスプーンを引き抜きましょう。スプーンを口の中まで入れると飲み込む練習にならないだけでなく、のどにぶつけてしまう危険性もあるため、唇に乗せるだけにとどめます。

離乳食を食べてくれないときは?

これまで母乳やミルクだけしか飲んだことのない赤ちゃんにとって、離乳食は未知のものです。最初は上手く食べられないこともあるでしょう。食べられない・食べすぎるといったときの対処法をチェックしておくと安心です。

最初は食べてくれなくてもOK

離乳食初期は食べてくれなくても問題ありません。食感が嫌で吐き出してしまうことや、温度が熱すぎたり冷たすぎたりして拒否することもあります。

例えば、10倍がゆの舌触りが嫌で食べないようなら、おかゆの上澄みである重湯(おもゆ)を食べさせてみましょう。とろみのある液体のため、食感が気になりにくいはずです。

離乳食の温度も確認します。母乳やミルクと同じ人肌になるよう調節すると、すんなり食べてくれるかもしれません。

ただし、工夫しても食べないこともあります。気分や体調で嫌がっている可能性もあるため無理に食べさせず、翌日以降に再チャレンジしてみましょう。

ミルク・母乳を活用する方法もあり

離乳食を食べてくれないときは、これまで口に入れたことのない味やにおいに戸惑っているのかもしれません。食材をペースト状にするときにミルクや母乳を加えると、赤ちゃんの慣れた味に仕上がって食べてくれる場合があります。

舌触りがなめらかになるよう、すりつぶしてから裏ごしして、さらに食べやすくすることも大事です。

味・食感が母乳やミルクに近づくよう工夫しても食べないときは、まだ哺乳反射が残っている可能性があるため、1~2週間様子を見てから離乳食を再開してみましょう。

反対に食べすぎるときは?

赤ちゃんによっては、たくさん食べたがることもあるでしょう。離乳食初期の食べすぎは、赤ちゃんの消化機能に負担がかかる可能性があるため、おすすめできません。

離乳食を食べたあとに嘔吐や下痢・便秘をしたり、体重が急激に増えたりしたら食べすぎのサインです。

目安量以上を食べすぎるときには「これでおしまいだよ」と声をかけてから、離乳食を終わりにしましょう。

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