ベビーサインはいつから始める?やり方やメリット・注意点も解説

ベビーサインはいつから始める?やり方やメリット・注意点も解説

ベビーサインを赤ちゃんに教えるポイント

ベビーサインのメリットを知ると「すぐに教えたい!」と思いがちですが、やみくもに実践するのはおすすめできません。始めるタイミングや教えるときのポイントを押さえておきましょう。

生後6カ月ごろから始めるのがおすすめ

ベビーサインを教える目安は、一般的に生後6カ月ごろとされています。赤ちゃんが自力で座ったり、手足を自由に動かしたりできるようになったら試してみるとよいでしょう。

赤ちゃんが反応を返さなくても、目や耳には届いているので、パパやママが言葉をかけながら実践するのは、それより早い時期でも構いません。

また、ベビーサインには特に年齢の上限はありません。1歳を過ぎたとしても、赤ちゃんの言語能力はまだまだ未発達です。「もう遅い」ということはないので「始めよう」と思ったら実践してみましょう。

赤ちゃんと目を合わせながら言葉をかける

ベビーサインは「今から練習だよ」など、特に教える時間を設ける必要はありません。また「ベビーサインを覚えさせなければ」と真剣になりすぎないようにしましょう。普段の生活の中で、赤ちゃんに言葉をかけながら動作して見せるだけでも十分です。

ベビーサインを実践するときは、赤ちゃんとしっかり目線を合わせます。赤ちゃんは視力も未発達なので、身ぶり手ぶりもやや大げさなくらいにするのがおすすめです。

パパやママが楽しんで実践していることが伝わるように、笑顔で優しく語りかけることも忘れないようにしましょう。

赤ちゃんの機嫌がいいタイミングで行う

赤ちゃんの機嫌がいいタイミングで行うのも、ベビーサインの実践ポイントのひとつです。赤ちゃんの機嫌が悪いときや、眠たそうなときにベビーサインを見せても、そもそも見てくれないことがほとんどです。

また、いきなり難しいことや長い言葉を教えようとするのもおすすめできません。赤ちゃんが興味を示したことや、好きなこと、そして「おっぱい(ミルク)」「ねんね」「お風呂」といった生活に密着したものから始めるとよいでしょう。

初めに赤ちゃんに教えたいベビーサイン

初めに赤ちゃんに教えるベビーサインは、シンプルな内容のものがおすすめです。ベビーサインにはたくさんの種類があるだけでなく、各家庭でアレンジすることもできるので、慣れてきたら自分たちだけのオリジナルベビーサインを考案しても楽しいでしょう。

食事に関するベビーサイン

離乳食を食べるときやおっぱい(ミルク)をあげるときに実践したいベビーサインです。赤ちゃんが「おなかが空いた」という意味で使うこともできます。

おっぱい(ミルク):胸の前で片手をグー・パーとします。おっぱい(ミルク)をあげるときに「おっぱい(ミルク)の時間だよ」と声をかけながら行いましょう。

飲む:手でコップを持つようなまねをして、口元に寄せます。「お水を飲むよ」「お茶を飲む?」と声をかけつつ行うと、赤ちゃんもわかりやすいでしょう。

食べる:食べものをつかみ、そのまま口元に運ぶ動作をします。食事の前に「ご飯を食べるよ」と声をかけながら行います。

もっと:両手の指先をすぼめてトントンと打ち合わせます。「もっと食べる?」「もっとほしい?」と聞きながら行うのがおすすめです。

生活に関するベビーサイン

「お風呂」「ねんね」など、普段の生活で頻繁に使うベビーサインです。

お風呂:握った両手を胸のあたりで上下にします。「お風呂に入るよ」と声をかけながら行い、そのままお風呂に行くと、ベビーサインや言葉の意味と動作がつながりやすくなります。

ねんね:昼寝や就寝する際に「ねんねだよ」と両手を重ねて、片側の頬の下にそえましょう。

歯磨き:人差し指を立て、実際に歯磨きをするときのように、口元にあてて左右に動かします。「歯磨きしようね」と声をかけながら行いましょう。

おしまい:おやつや遊びなど「もうおしまいだよ」と言うときに、両手のひらを上に向けた状態からクルッと下に返します。

赤ちゃんから発信してもらいたいベビーサイン

パパやママが使うだけでなく、赤ちゃんから発信してもらうことで素早い対応が可能になるベビーサインです。

おむつ:両手でポンポンと下腹部をたたきます。おむつを交換するときに「おむつを替えようね」と話しかけながら実践しましょう。おむつだけでなく、トイレトレーニングでも役立つでしょう。

替える:両手を胸の前で合わせ、手首を軸にして回します。「おむつ」と組み合わせて「おむつを替える(替えてほしい)」という使い方もできます。

痛い:胸の前あたりで、両手の人差し指を合わせます。赤ちゃんに「痛かった?」と聞く際に、パパやママも痛そうな顔をして見せるとよいでしょう。赤ちゃんの頭の中でパパやママの表情と「痛い」がリンクすると、自分が「痛い」と感じるときも実践してくれるようになるでしょう。

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