ベビーサインはいつから始める?やり方やメリット・注意点も解説

ベビーサインはいつから始める?やり方やメリット・注意点も解説

まだ言葉を話せない赤ちゃんや、うまく表現できない幼児の気持ちを理解するのは難しいことです。機嫌を損ねる赤ちゃんに、どうすればよいかわからず一緒に泣きたくなった経験がある人もいるでしょう。そんなときに取り入れたいのがベビーサインです。

ベビーサインとはどんなもの?

ベビーサインは赤ちゃんとコミュニケーションを取る方法として、近年注目されています。「聞いたことがある」という人も多いのではないでしょうか。まずはどのようなサインのことなのか押さえておきましょう。

身ぶり手ぶりで赤ちゃんと「お話し」する方法

ベビーサインは、1980年代にアメリカで研究・発表された育児法のひとつです。日本でも2000年代から急速に広まり、多くの人が実践しています。

身ぶり手ぶりや、日本式の簡単な手話を用いたベビーサインに言葉をそえて、赤ちゃんに「話しかける」のが特徴です。

まだ言葉がわからない赤ちゃんでも、動作を見せることで意味を理解するとされています。また、手足が自由に動かせるようであれば、赤ちゃん自身がベビーサインを用いてパパやママに意思を伝えられるようになることも期待できます。

ベビーサインにはどんなメリットがある?

身ぶり手ぶりによって、手遊び感覚でできるベビーサインは、実践するだけでも楽しめるでしょう。楽しいだけでなく様々なメリットもあるので、ぜひ活用してみましょう。

赤ちゃんとコミュニケーションが取りやすくなる

赤ちゃんにベビーサインを認識してもらうには、何度も繰り返して行う必要があります。また、ベビーサインを教えるときにはしっかり目を合わせることが大切です。

そのため、必然的に赤ちゃんと触れ合う時間が長くなり、認識してくれるようになると、自然に赤ちゃんとコミュニケーションも取りやすくなるはずです。

赤ちゃんがベビーサインを認識して、自分の気持ちを表現できれば「赤ちゃんが何をしてほしいのかわからない」といった子育てのストレスも軽減されます。パパやママも子育てが楽しめるようになると、家族のつながりをより強くすることにも役立つでしょう。

赤ちゃんの健康管理・けが予防にも役立つ

赤ちゃんは自分の体の不調を言葉で説明できません。「機嫌が悪いなと思っていたら、赤ちゃんが高熱を出している」という経験があるパパやママも多いのではないでしょうか。

赤ちゃんがベビーサインを身に付けていれば、自分からパパやママに身ぶり手ぶりで伝えられます。病気やけがの早期発見や悪化の防止にもつながるでしょう。

ベビーサインは赤ちゃんの危険回避やけがの予防にも期待できます。「熱い」「危ない」といった言葉をベビーサインと一緒に教えることで、赤ちゃんも自然に危険を避けられるようになるでしょう。

話し言葉の発達も期待できる

ベビーサインを教えることで、赤ちゃんの話し言葉の発達にも期待できます。

ベビーサインをしながら言葉をかけると、赤ちゃんの頭にはものや動作を表す単語が蓄積されていくといわれており、言葉が話せるようになったときに役立つ可能性があるとされているのです。

また、ベビーサインによって自分の意思をパパやママに伝えられると「伝わった」「わかってもらえた」という成功体験にもつながります。赤ちゃんの自己肯定感が高まりやすく、コミュニケーション能力にもよい影響を与えることが期待されています。

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