ベビーサインの実践で心掛けたいこと3つ

ベビーサインには多くのメリットもありますが、実践にあたっては期待しすぎないことも大切です。注意したいポイントを見ていきましょう。
すぐに結果を求めない
パパやママがベビーサインを実践しても、赤ちゃんが習得するまでには、ある程度の時間が必要です。生後6カ月から始めた場合、2~3カ月程度はかかるといわれています。また個人差もありますので、焦らず根気よく続けましょう。
赤ちゃんがなかなかベビーサインを返してくれないからと怒ったり、不機嫌な顔で実践したりするのは禁物です。パパやママが楽しんでいなければ、その雰囲気は赤ちゃんにも伝わります。ベビーサインは「笑顔で、楽しみながら」行うのが基本です。
ベビーサインは万能ではない
ベビーサインは、赤ちゃんとのコミュニケーションを円滑にする方法のひとつですが、残念ながら赤ちゃんの気持ちを完全に理解はできません。あくまでも、ベビーサインは赤ちゃんとのコミュニケーションをサポートするものと考えましょう。
赤ちゃんの機嫌が悪いときには、ベビーサインを見てくれない可能性もあります。ベビーサインにこだわりすぎず「なぜ泣いているのか」「どうしてほしいのか」など、想像力を働かせて対応することも大切です。
すべてのベビーサインを覚える必要はない
ベビーサインには多くの種類があり、手話に近いものもあるため、赤ちゃん自身が理解できないサインもあります。また、覚えることが義務になってしまうと、パパやママのストレスにつながりかねないので、すべてを覚える必要はありません。
ベビーサインは日常生活の中で頻繁に使うものに限定しても十分です。自分たちなりにアレンジしても構いません。大切なのはパパやママ・赤ちゃんが楽しみながら実践することです。「ベビーサインをすること」が目的になってしまわないようにしましょう。
まとめ
ベビーサインは、言葉のわからない赤ちゃんとコミュニケーションを取るために有効とされています。
手遊び感覚で、パパやママが優しく声をかけながら実践することがポイントです。赤ちゃんは目と耳から、ものや動作を表す言葉だけでなく、パパやママの優しい声や楽しそうな雰囲気を感じ取ってくれるでしょう。
赤ちゃん自身がいくつかのベビーサインを覚えて、自分から発信してくれるようになれば、家族の絆がより深まることも期待できます。
