赤ちゃんが寝返りを打つのはいつごろ?

首がすわり始めたころ、赤ちゃんが次にチャレンジしようとするのが寝返りです。ほかの赤ちゃんたちは、いつごろ寝返りに成功しているのでしょうか。
個人差が大きいことを知っておく
同じくらいの月齢の赤ちゃんが寝返りに成功しているのを見ると、周りに置いていかれるのが不安でたまらなくなるかもしれません。
しかし寝返りに限らず、赤ちゃんの発達は個人差が大きいものです。寝返りを飛ばしてお座りする赤ちゃんもいれば、一つひとつの成長段階を堅実にこなしていく赤ちゃんもいます。
今ほんの少し差があったとしても、必要以上に神経質になることはありません。焦る気持ちを落ち着かせ、ゆったりした気持ちで目の前の赤ちゃんとの時間を楽しみましょう。
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目安は生後5~6カ月くらい
一般的には、生後5~6カ月くらいに寝返りを始める赤ちゃんが多いようです。全体で見るともっとばらつきがあり、早い子は3カ月、ゆっくりめの子は10カ月というケースもあります。
寝返りを進めたいのであれば、環境を整えてあげることも大切です。ベビーベッドやバウンサーで過ごす時間を減らし、赤ちゃんが動き回れるだけの十分なスペースに寝かせてあげましょう。
また、伸縮性のない服や厚手の服を着ていると寝返りしにくくなります。赤ちゃんが動きやすいように、セパレートタイプや薄手の服を着せてあげるとよいでしょう。
寝返りしないときは病院に行くべき?
目安の時期に寝返りしなくても心配はいりません。ただ、ずりばいやはいはいが始まる8カ月ごろを過ぎても寝返りをしようとする様子が見られないときは、一度かかりつけの小児科医へ相談してもよいでしょう。
赤ちゃんを一番身近でよく見ているのはママとパパです。「寝返りしないだけでなく、常にだらりと力が抜けた状態でいる」など気になることがあれば、迷わず医師に相談しましょう。
参考:【専門家監修】赤ちゃんが寝返りをしなくても大丈夫?練習は必要?寝返りしない原因と対処法について|ベビーカレンダー
そもそも寝返りの基準は?

実は、寝返りだけでも細かい発達段階があります。ほとんどのママは「これは寝返りができたってこと?」と疑問に思うことでしょう。どこまでできたら「寝返りができた」といえるのでしょうか。
仰向けからうつ伏せになれるか
寝返りの基準は、一般的に「仰向けからうつ伏せの状態になれること」とされています。左右どちらか一方でも、くるりと回転できたら寝返り成功です。
寝返り初心者の赤ちゃんは、片方の腕を体の下に巻き込んでしまうことがよくあります。体が斜めになって変な顔をしていたら、そっと腕を抜いてあげましょう。
しばらくは得意な方向ばかり回るかもしれませんが、慣れさえすれば左右どちらにも寝返りするようになります。さらに熟練してくると「寝返り返り」をして、うつ伏せから仰向け状態に戻れるようになるでしょう。
