新生児のしゃっくりは放っておいても大丈夫?原因と止め方を紹介!

新生児のしゃっくりは放っておいても大丈夫?原因と止め方を紹介!

初めてママになると、赤ちゃんがしゃっくりをする姿に驚く人もいるかもしれません。大人と同じように、生まれたばかりの赤ちゃんもしゃっくりをします。見慣れない姿を見て慌てないように、新生児がしゃっくりをする原因や対処法を紹介します。

新生児のしゃっくりはどう止める?

生まれたばかりの赤ちゃんがしゃっくりをしたら「止めなければ」と慌ててしまうママも多いでしょう。しゃっくりする姿を見たらどのように対応すればよいのか、覚えておきたい3つのポイントを解説します。

基本は無理に止めなくてOK

しゃっくりは大人だけがするものではありません。実は赤ちゃんもよくしゃっくりをします。基本的には大人と同じで、赤ちゃんのしゃっくりも放っておけば収まるものなのです。

小さい体でしゃっくりをする姿は苦しそうに見えるので、つい「止めてあげなければ」と手を差し出したくなるママも多いでしょう。しかし赤ちゃんのしゃっくりも、メカニズムは大人と同じです。

ママが過敏になりすぎて不安そうにしていると、赤ちゃんにもそれが伝わってしまいます。体調が悪くて出ているものではないので、赤ちゃんの機嫌がいいようなら無理に止めようとしなくても問題ありません。

背中をとんとんする

母乳やミルクを飲む際、赤ちゃんはつい空気も一緒に飲み込んでしまうため、お腹が膨れてしゃっくりが出やすくなっていることがあります。あまりにもしゃっくりが長引くようなら、ゲップを出すのと同じように、背中を軽くとんとんしてあげましょう。

とんとんするときは赤ちゃんの顔を自分の方に向け、縦に抱っこします。同時に背中をやさしくマッサージして、体を温めてあげると効果的です。

体が温かくなると気持ちがよくなるので、赤ちゃんの気分も落ち着きます。ゆっくりと声を掛けながら、やさしく背中をさすってあげてください。

少量の母乳・ミルクを飲ませる

温かい母乳やミルクを飲ませ、体の中から温めてあげる方法もおすすめです。たくさんあげるとお腹が膨れて逆効果になってしまうため、飲ませすぎないよう注意しましょう。

また、お腹がすいてたくさん空気を飲んでしまい、しゃっくりが出ている場合もあります。少量の母乳やミルクが空腹を落ち着かせるので、空気を飲み込んでしまうのを防ぐ効果も期待できます。

赤ちゃんが飲みたがらない場合、無理に飲ませるのは控えましょう。様子を見ながら、少量を少しずつ飲ませるのがポイントです。

そもそもしゃっくりの原因は?

そもそも赤ちゃんのしゃっくりには、どのような原因があるのでしょうか。原因を理解しておくことで、見慣れないしゃっくりにも落ち着いて対応ができます。

まだまだ体が未発達だから

生後間もない新生児は臓器もまだまだ未発達です。ちょっとした刺激にも、小さな体は影響を受けやすいということを理解しておきましょう。

しゃっくりは、肺の下にある横隔膜がけいれんし、声帯の筋肉が収縮することで起こります。「ヒックヒック」としゃっくりが出るのは、収縮した声帯に息が通るからです。

例えば、母乳やミルクが体内に入ると、消化するために食道や胃の動きが活発になります。消化するために必要な臓器の動きが未発達の横隔膜を刺激するので、しゃっくりが出やすくなるのです。

空気を一緒に飲み込んでしまうから

ゲップが出るのと同じように、授乳中に空気を一緒に飲み込むことがしゃっくりの原因になる場合もあります。

生まれて間もない新生児は、母乳やミルクの飲む量を自分で上手にコントロールできないため、うまく飲み込めないこともあります。そのため、つい空気も一緒に飲み込んでしまうのです。

授乳の際は、赤ちゃんが慌てないように、静かで落ち着いた環境作りを心掛けましょう。赤ちゃんが落ち着いて飲んでいると、ママ自身も安心できます。

体が冷えているケースも

赤ちゃんはまだ体温調節も上手にできません。そのため体も冷えやすく、その冷えが横隔膜を刺激し、しゃっくりにつながることもあるのです。

とくに、たくさん汗をかいたときやお風呂あがりは注意が必要です。また、おしっこで濡れたままのオムツも体を下半身から冷やしてしまうので、こまめに取り換えてあげましょう。

大人にとっては「少し冷たいな」と感じる温度も、赤ちゃんにとっては強い刺激になります。部屋の温度管理に気をつけ、洋服やタオルケットなどをうまく使って体を冷やさないよう調節してあげましょう。

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