ファーストトイとは

ファーストトイは、ただのプレゼントとは少し異なります。まずはファーストトイを選ぶ前の心構えと、贈る最適な時期について見ていきましょう。
赤ちゃんに贈る初めてのおもちゃ
ファーストトイとはその名のとおり、赤ちゃんに贈る初めてのおもちゃのことです。初めての贈りものには、ほかにもファーストシューズやファーストジュエリーなどがあります。
どのような贈りものでも初めての記憶は強く残るでしょう。やがて赤ちゃんが子どもから大人に成長しても、ママは最初のプレゼントを贈った日のことを、昨日のことのように思い出すはずです。
大切な思い出になるように、赤ちゃんの「初めて」をお祝いする気持ちを込めてファーストトイを贈りましょう。
プレゼントするベストタイミングは?
ファーストトイを贈る時期は決まっていません。赤ちゃんがおもちゃで遊べるようになるのは、首がすわり、手足がよく動くようになってからです。
しかし赤ちゃんは、生まれて間もないころから五感を刺激することで、様々なことを感じ取っています。赤ちゃんの好奇心・探究心を引き出すことにも役立ちます。
とはいえ新生児は寝ている時間も長いので、多くの家庭では生後1~2カ月に贈ることが多いようです。発達には個人差があるため、成長の様子を見てプレゼントするタイミングを決めましょう。
ファーストトイの選び方

ファーストトイは大人目線ではなく、赤ちゃん目線で選ぶことが大切です。デザイン性や不特定多数の口コミ以外にも、以下の3点をクリアしているか確認しましょう。
口に含むことを想定し素材にも注意する
ファーストトイ選びでもっとも重要なのは、赤ちゃんにとって安全なものかどうかです。
赤ちゃんは手に触れるものを何でも口に入れ、味や感触を確かめます。そのため有害物質を含まず、なめても安心な素材であるのか確認しましょう。
また、顔の上に落としたり、寝返りした拍子にぶつかったり、思いがけない事故が起こる可能性があります。大きなケガを負わせないよう、角がとがったものも避けた方が賢明です。
見た目がかわいいことも大切な要素ですが、まずは赤ちゃんに危険が及ばないものであることを第一に選ぶことが重要です。
成長段階に合っているもの
赤ちゃんや幼児向けのおもちゃは、発達に応じて楽しく遊べるように作られています。成長段階に合わないおもちゃを与えると、赤ちゃんは見向きもしないかもしれません。
新生児から3カ月ごろと、寝返り期では、できることがまったく違います。月齢が低いときは握力や視力も弱く、小さな絵本や自分で持って遊ぶようなおもちゃは不向きです。
一方で聴力は、おなかのなかにいるときから発達しているため、音の出るものには興味を示しやすいでしょう。
月齢が高くなると遊びの幅が広がるので、おもちゃの選択肢も増えてきます。新生児期は、出産祝いでもらったおもちゃを使用し、少し大きくなってからファーストトイを贈る家庭もあるようです。
一緒に遊んであげやすいもの
ファーストトイは赤ちゃんだけではなく、パパやママも一緒に楽しめるものを選ぶと、赤ちゃんとのコミュニケーションツールとしても活躍します。
パパやママが楽しそうだと、赤ちゃんも「これはおもしろそうだぞ」とおもちゃに興味を持ちやすくなります。
まだ言葉が話せない赤ちゃんと、どう触れ合ってよいのか戸惑う人も多いでしょう。おもちゃがあれば、遊び方を説明したり、実際にやってみせたりと、言葉での返答がなくても絆を深められます。
赤ちゃんはパパとママの笑顔が大好きです。赤ちゃんと自分たちが楽しく遊んでいる姿を、具体的にイメージできるようなおもちゃを探しましょう。
