子ども自身にやる気を出させるコツ

トイレトレーニングを成功させる秘訣は、子ども自身にやる気を持ってもらうことです。周囲が「頑張ろう」と励ましても、トレーニングへのモチベーションが維持できなければなかなか上達はしないものです。
親として「子どものやる気をしぼませないためにはどうすべきか」も考えてみましょう。
とにかく気長に構えて
トレーニングがうまくいかないと、「他の子はおむつが外せているのに…」という焦燥感で心がいっぱいになってしまいます。親のイライラは子どもに伝わりやすく、トイレが嫌いになるケースも珍しくありません。
子どもの心と体の発達には個人差があるため、他の子と比べるのはやめましょう。「失敗して当たり前」という心の余裕を持つことが肝要です。
失敗が続くようであれば、トレーニング自体が早すぎた可能性があります。無理に進めずに一旦中断し、「おむつでもいいんだよ」と伝えてあげましょう。心と体の準備が整うと、できなかったことが自然とできるようになるものです。
「頑張ろうね」と期待をかけるよりも、うまくできたときに「すごいね」「えらいよ」とたくさん褒めてあげることが子どもの成長につながります。
補助便座・パンツを子どもと一緒に選ぶ
おもちゃを子どもに買ってあげるのと同じ感覚で、補助便座を子どもと一緒に選ぶのもおすすめです。
補助便座が「子ども自身のもの」であることを示した上で、「どれがいい?」「好きなものを選んでいいよ」と伝えましょう。自分が好きな色やキャラクターのアイテムなら、トレーニングへのやる気がグンとアップする可能性があります。
カラフルな絵柄がプリントされたパンツを一緒に選びながら、「トイレができるようになったら、これが穿けるようになるんだよ」と伝えるのも効果的です。先にパンツを購入し、トレーニング中に穿かせてあげるのもよいでしょう。
ごほうびシールで達成感を
「トレーニングへのやる気がいまいち…」という子どもには、ごほうびシールやスタンプが有効です。
トイレトレーニングを成功させるごとにシールを貼るというごくシンプルなものですが、子どもにとっては前に進むための大きな原動力になります。達成の度合いが目で見て分かるので、親にとっての励みにもなるでしょう。
ごほうびとしておもちゃやお菓子を買い与える親もいますが、お楽しみが大きくなればなるほど、ものをもらうことに意識が集中してしまいます。場合によっては、より大きなごほうびを期待するようになるかもしれません。
ものに依存した子育てにならないように、いつ・どんなごほうびをあげるのかを考えることが重要です。
まとめ
補助便座はトイレトレーニングの開始時期から使用します。必ずしも必要なわけではありませんが、大人用便座への恐怖心をやわらげ、おむつからトイレへのスムーズな移行をサポートしてくれます。
便座のみのシンプルなタイプから踏み台付きのタイプまで、様々な形状のアイテムが販売されているため、子どもの成長段階や体格に合ったものを選びましょう。キャラクター付きの補助便座はトイレへの苦手意識を克服するにも一役買ってくれます。
