身長が伸び悩んでいるときの対処法

子どもの身長が伸び悩んでいると感じる場合、家庭でどのようなケアができるのでしょうか。簡単にできる対処法を紹介します。
栄養をしっかりとる
子どもの健やかな成長には栄養が欠かせません。子どもの好き嫌いが多いと偏った食事になりがちですが、成長に必要な栄養素をしっかりと補えるように、「バランスのよい食事」を心掛けましょう。
幼児期の子どもは大人とは違い一度に食べられる量がそれほど多くないので、1日3食を目安に食べさせます。骨の成長をサポートするカルシウムや、筋肉を育てるたんぱく質などをバランスよく摂取できるメニューにしましょう。
子どもにとって食事の時間が楽しくなるように家族が一緒に食事をしたり、盛り付けにこだわったりする方法もおすすめです。
ストレスを与え過ぎない
子どもに過度なストレスを与えるのも、身長が伸び悩む原因のひとつです。精神的な問題を抱えていると、成長に悪影響を与えることがあります。
子どもの目の前で親同士がケンカをする・子どものためによかれと思ってやらせていた習い事がストレスの原因となることなどは珍しい話ではありません。積極的に子どもが「楽しい」と感じられる時間を増やしてあげましょう。
歩くときに手をつないだり、膝の上で絵本を読んであげたりといった日常でできるスキンシップも、子どものストレスを和らげるために効果的です。
寝る時間も大切
3~6歳ごろまでの幼児期は、10~11時間程度の睡眠時間が好ましいとされます。筋肉や骨の発達を促す「成長ホルモン」は眠りが深いときに分泌されるので、十分な睡眠時間を確保することが重要です。
理想的な睡眠時間を確保するには、はやく寝る必要があります。子どもがなかなか寝てくれない場合、早寝の習慣をつけましょう。
習慣になれば、就寝時間が近付くと自然に眠くなります。子どもが寝てから家事や仕事をしようと考える人は多いですが、早寝の習慣を付けるには子どもと一緒にはやい時間に就寝し朝方に活動する方法がおすすめです。
まとめ
子どもの身長が低いと心配してしまいますが、まずは平均からどれくらい低いのかチェックしてみましょう。成長曲線を利用すると、時間の経過とともにどれくらい伸びているのか正確な記録を付けられます。
平均から大きく下回っている場合、何らかの病気が潜んでいる可能性もあるので、はやめにかかりつけ医や小児科を受診しましょう。
子どもの身長が順調に伸びていくには、バランスのよい食事や睡眠時間が欠かせません。身長を伸ばすために、家庭で取り組めることはたくさんあるので、できることから試してみましょう。
