子どもの年齢別おすすめの外遊びを紹介!始める時期や注意点も紹介

子どもの年齢別おすすめの外遊びを紹介!始める時期や注意点も紹介

外に慣れてきたら「道具を使った遊び」も

店・インターネットなどでは、外遊びを盛り上げる道具がたくさん販売されています。外遊びに適した道具は、子どもの想像力・運動能力などを高めるのにも効果的です。

想像力が広がる「砂遊び・水遊び」

バケツ・じょうろなどの道具を使った砂遊び・水遊びは、子どもが夢中になって取り組む傾向にあります。低年齢の子どもなら、道具を使わずに砂を触るだけでもザラザラ・サラサラなどの感覚を覚えるのに役立ちます。

ただ、赤ちゃんが砂を口に入れる恐れがあるうちは、砂遊びを控えた方がよいでしょう。身の回りの物を口に入れる行動が減ってくる1歳半ごろから、様子を見ながら始めるのがおすすめです。

一方、水遊びで注意したいのは、遊んでいる間の事故です。消費者庁では、たとえ少量の水であっても子どもが溺れる危険性があると注意喚起しています。

とくに子どもは、声・音を出さないで静かに溺れるというケースも報告されています。たとえ水の量が少ない場合でも、水遊びをする際には親がそばで見守るのが鉄則です。

参考:御家庭内での子どもの溺水事故に御注意ください!-入浴後はお風呂の水を抜く、ベビーゲートを設置するなどの対策を- | 消費者庁

口の運動能力を高める「しゃぼん玉」

風に乗ってゆらゆらと飛ぶしゃぼん玉は、小さい子どもの好奇心をくすぐります。薄いピンク・黄・水色など、見る方向によってしゃぼん玉の色が違うことから光の反射に興味を持ち始める子どもは少なくありません。

しゃぼん玉のセットは、スーパー・コンビニエンスストアなどでも購入できます。そのほか、自宅の洗剤・ストローなどを使って、しゃぼん玉の道具を手作りするのもおすすめです。

また、モールやハンガーなどを使い、大きさの違うしゃぼん玉を作るのも盛り上がります。赤ちゃんなら、親が吹いたしゃぼん玉を追いかけたり、手でつかまえたりして楽しむ方法もあります。

「ボール遊び」で全身を動かして

投げる・蹴る・転がすなど、遊び方が幅広いボールは、赤ちゃんから子ども、大人まで、使う人の年齢を選びません。歩き始めたばかりの赤ちゃんの場合には、親が転がしたボールを追いかけて遊ぶのもおすすめです。

また、子どもの成長に合わせて、ボール投げをしたり、サッカーをしたりと、遊び方を変えると長い時間でも退屈しないで遊んでくれるでしょう。

親子でキャッチボール・パスをするのはもちろん、友だち同士・家族などでドッジボール・キックベースなどをする方法もあります。ボールを使った遊びは楽しいだけではなく、子どもの体力・思考力を高めるのにも効果的です。

人数に関係なく遊べる「縄跳び」

ボールと同じく縄跳びも、遊び方をアレンジして幅広い年代で楽しめる道具のひとつです。歩くのが精一杯な1歳ごろには、地面に置いた縄跳びを踏まずに通る練習をする方法もあります。

踏まずに歩けるようになったら、へびのようにニョロニョロと縄跳びを動かしてみるのも盛り上がります。3~4歳ごろからは、回転が遅くて痛さを感じにくい縄のロープを使い、前跳びの練習をするのがおすすめです。

そのほか、縄跳びをつなげて複数で跳んだり、大きく回して八の字跳びをしたりと、少人数から大人数までが楽しく遊べます。

4歳以上におすすめの外遊び

友だちとも関わり始める4歳以上には、走る・蹴る・押すなど、全身を動かせる外遊びがおすすめです。少人数から大人数まで、複数で盛り上がれる外遊びを3つ紹介します。

集中力・基礎体力を高める「だるまさんが転んだ」

大きく1歩を踏み出して始まる「だるまさんが転んだ」は、鬼に気付かれないようにゴールを目指す遊びです。

鬼の声に合わせて動くのはもちろん、鬼が振り向いた瞬間にはピタッと止まります。万が一、鬼に「動いた」と判断された場合にはアウトになり、基本的には鬼を交代しなければなりません。

鬼が「だるまさんが転んだ」と言っている間に走ってゴールに近付く必要があるため、遊びながら瞬発力・体力を高める効果が期待できます。

力の加減を学べる「手押し相撲」

向かい合って立ち、手のひらで押し合う「手押し相撲」は、小学校の体育にも取り入れられている遊びです。足の位置がずれたら負けというシンプルな遊びは、相手が押す力に負けないで体を保つバランス感覚を養います。

小さい子どもなら足の周りに余裕をもって円を描き、円から出た場合は負けというルールにアレンジするのがおすすめです。

人数が多い場合には勝ち抜いて優勝を決めるトーナメント戦にすると、子どもはもちろん、大人も童心にかえって楽しめます。

わらべ歌が覚えられる「はないちもんめ」

「はないちもんめ」は、わらべ歌に合わせてチームのメンバーを交換する遊びです。同じグループの子どもが横1列にならんで手をつなぎ、代表がじゃんけんをするところから遊びが始まります。

じゃんけんに勝った方から「勝ってうれしいはないちもんめ」と歌いながら足を前に蹴り上げ、負けたグループは「負けてくやしいはないちもんめ」と続けます。最終的にはグループで相談し、自分のグループに入れたい子どもを指名する流れです。

ただ、指名される遊びだからこそ、いつまでも自分の名前を呼ばれないと「みんなから嫌われているのかな?」と感じる子どももいます。遊ぶ前に「2回同じ子を選ぶのはやめよう」とルールを決め、不快にならないように配慮するのが大切です。

プロフィール画像

for Reader

「読者のため」を徹底追求。データと編集力を組み合わせたコンテンツを作成します。