電車のおもちゃの種類

電車のおもちゃには多くの種類があり、目移りしてしまいます。電車に関心がない人は、どれも似たようなものに見えてしまうでしょう。まずは、種類別の特徴を見ていきましょう。
走らせて楽しむ電車のおもちゃ
電車が走っている姿を見るのが好きな子どもには、走らせて楽しむタイプのおもちゃがおすすめです。床の上を手で押して走らせるタイプもあれば、電池を使ってレール上を走らせるものまで様々なタイプがあります。
単体だけでなく連結して走らせるタイプも多く、遊びの世界を広げてくれるでしょう。レールを組み立てる作業は、ただ楽しいだけでなく知育にもつながります。
より長く走らせるにはどうしたらよいか考えながら遊べば「創造力」を養えます。また、どのレール同士を連結させるかを考える作業によって「思考力」を鍛えることも可能です。
年齢を重ねると立体交差などの複雑な走らせ方もできるようになり、指先の器用さを向上させることにも役立つでしょう。
乗って楽しむ電車のおもちゃ
電車の模型を走らせるだけでなく、子ども自身が電車に乗って操作するタイプのおもちゃもあります。電車そのものや、車掌になったつもりで遊べるタイプのおもちゃは、ごっこ遊びが好きな子どもにぴったりです。
電車が好きな子どもだけでなく、体を動かして遊ぶのが好きな子どもにも向いています。屋外だけでなく屋内で使えるタイプもあるので、子どもの年齢や遊び方に合わせて選びましょう。
乗るタイプの電車のおもちゃを選ぶときは、対象年齢と合わせて体重制限もチェックし、子どもの体重に合うものを与えることが大事です。
電車のおもちゃの選び方

電車のおもちゃは様々なタイプがあり、どれを選んだら喜んで使ってくれるのか分からなくなる場合があります。
大人から見て良さそうに思えても子どもには退屈なおもちゃもありますし、その逆もあるでしょう。些細な違いに思えても、子どもにとっては重要な違いである場合もあるのです。失敗しない、選び方のポイントを見ていきましょう。
対象年齢をチェックしよう
電車のおもちゃには、対象年齢が設けられています。どんなに良いものだったとしても、年齢が合っていないとうまく遊べません。
多くのおもちゃは対象年齢となる子どもが安全に使えるように、角を丸めてあったり飲み込んでしまう大きさの危険なパーツを排除したりしています。小学生向けのおもちゃのなかには、赤ちゃんの口に入ると危険なものもあるので、必ず年齢に合ったものを与えるようにしましょう。
小さな子ども向けに作られた電車のおもちゃは安全性が高いだけでなく、自分の手で押して動かせるタイプが豊富です。
5~6歳になると自分でレールを組み立てて走らせるものや、よりディテールにこだわったおもちゃを使えるようになります。
レールの有無や電動式かどうかも確認
ひと口に電車のおもちゃといっても、形状や遊び方は様々です。ある程度の年齢になったら、レールを組み立てて遊びたいのか、電動式で走らせたいのかなど子どもの嗜好に合わせて選ぶ必要があります。
レールがあるもので遊びたい場合も、自分の手で押してレールを走らせたい子どももいれば、自分の手は使わずに走っている様子を外側から楽しみたい子どももいるので、本人に希望を聞いてみましょう。
自分が考えたコースで電車が走っている様子を眺めて楽しみたい場合、自由に組み立てられるレールの上を電動で動く電車のおもちゃでないと、爽快感を得られません。どんな遊び方がしたいかを聞いて選ぶようにすると、失敗せずに済みます。
素材別の特徴も比較
電車のおもちゃは、天然木やプラスチックで作られたものが豊富です。木製のものは手触りがよく、小さな子ども向けのおもちゃに使われていることが珍しくありません。
すべてのパーツに天然木を使用したこだわりのおもちゃもあれば、タイヤなどの一部に滑りをよくする素材を使用しているものもあります。
木製のおもちゃは、できるだけ自然な素材と触れ合ってほしいと感じる人や、天然素材ならではの温もりや味わい深さを感じてほしい人におすすめです。
子どもが遊ばなくなってからもインテリアとして飾りたくなるような、素敵なデザインのものも見つかります。
プラスチック製の電車のおもちゃは、子どもの心をくすぐるカラフルなものや細部までリアルにこだわったものなど、様々なタイプの電車のおもちゃに使用されています。
比較的リーズナブルな価格で、汚れても拭き取りやすく清潔に使えるところもポイントです。
子どもの好みに合うものを選ぼう
子どもの好みに合うデザインのおもちゃを選んであげると、楽しく遊べます。小さな子どもなら『アンパンマン』や『きかんしゃトーマス』などのデザインを取り入れたものを見ると、思わず手に取って遊びたくなるはずです。
子どもが好きなキャラクターを取り入れた電車のおもちゃを与えると、お気に入りとして長く遊んでくれるでしょう。
子どもが大きくなってくると、実在の電車の模型などに魅力を感じる場合もあります。想像上の電車ではなく新幹線や貨物列車などをコレクションし、自由に走らせてみたいと感じる子どももいるのです。
本物にこだわりがある子どもには、よく乗る在来線の電車やあこがれの電車をテーマにしたおもちゃがないか探してみましょう。
