子ども向けの英語の習い事を選ぶポイント

同じ英会話教室と名乗っている教室でも、学べる内容はそれぞれです。英語の習い事を選ぶとき、どんな点を重点的にチェックすればよいのか紹介します。
授業内容のバランス
英語の習い事を選ぶときは、授業内容を重点的にチェックしましょう。
英語は国語と同様に、書く・読む・聞く・話すのバランスが重要です。会話ができても、書いたり読んだりできなければ英語の授業でよい評価は得られません。
教室によってどのような授業をしているかは違うので、英語を習得するうえで必要な技能をバランスよく学べる教室を選びましょう。
家で英語の絵本やアニメなどを利用して聞く・話すの練習をする機会があるなら、書く・読むを重点的に学べる教室を探すというように、不足分を補う形を取る方法もおすすめです。
入学してからイメージと違ったというミスを防ぐには、教室見学や無料体験などを利用する方法もあります。実際の雰囲気が分かるので、子どもに合うかどうか判断しやすいでしょう。
子どもの習熟度に合わせる
英語の習い事をさせるときは、子どものレベルや目的に合った教室に通わせることが重要です。英語以外にも学ばなければならないことはたくさんあるので、小さなうちから無理にハイレベルな教室に通わせる必要はありません。
年齢によっても、効果的な学び方が違ってくることがポイントです。未就学児に英語を習わせる場合、「子どもが楽しめる工夫」がされているかもチェックしましょう。
例えば、ハロウィンやクリスマスなど、季節ごとの楽しいイベントを通じて英語に親しめる機会が多ければ、積極的に通いたくなる子どもは多いはずです。
小学校中学年や高学年になったら、英語の授業をカバーできるような学習ができる教室を選ぶと成果を感じやすいでしょう。
英語の習い事をするときの注意点

英語の習い事を始める際、よい教室を探すことばかりに気を取られてしまいがちですが、注意点も押さえておきましょう。子どもに安心して学習してもらうために、注意したいポイントを紹介します。
継続しないと効果を感じにくい
語学を習得しても使わない時間が長いと、どんどん忘れていきます。英語の習い事をしても、英語に触れる機会が少ないと忘れてしまいやすいのです。
子どもは日本語の学習にも時間を使わなければいけないので、小さいころに英語を習っていても、中学生になるころにはすべて忘れていたということも起こり得ます。
特定の期間、習い事をさせて終わりではなく「無理なく継続できる方法」で、英語の学習を続けていく必要があるのです。
英語のアニメを見させる・英語の絵本を読ませるなど、自宅でも英語に触れる機会を作ってあげるとよいでしょう。
無理に学ばせると子どもが嫌がる可能性
成長してから英語で苦労しないように英語の習い事をさせても、無理強いすると英語嫌いになる可能性があります。
嫌々やっても正しい英語を身に付けることは難しく、ほかに学びたいと思えることを学習させた方が有意義だったと、後悔することになりかねません。
子どもが嫌がる場合、「興味を持ってくれそうな学習環境」を整えるとよいでしょう。英会話教室や英語塾を嫌がる子どもでも、自分のペースでできそうな自宅学習なら興味を持ってくれる場合もあります。
