男の子の初節句とは?事前準備から行事の意味・おすすめの祝い方まで

男の子の初節句とは?事前準備から行事の意味・おすすめの祝い方まで

初節句のお祝い方法は?

初節句は自宅を飾り付けるだけでなく、様々な方法で祝われます。食事会を開くときのポイントや、初節句の思い出を記録する方法を見ていきましょう。

食事会を開く

祝ってもらったことへの感謝の気持ちを込めて、両家の祖父母や家族を呼んで食事会を開く家庭は少なくありません。初節句の際は、赤ちゃんやママにかかる負担が大きいので、両家の家族だけで食事会をする家庭もあります。

誰を呼ぶかは、夫婦でよく話し合って決めることが大切です。初節句の祝いをもらったり、お世話になったりした人を呼んでもよいでしょう。

赤ちゃんの月齢が低く、世話が大変な場合は、自宅でできる範囲で行います。レストランやホテルなどの初節句プランを利用する方法もおすすめです。準備や後片付けの手間などがないので、自宅より過ごしやすいケースもあります。

食事会のメニューについて

食事会をするなら、メニューにもこだわりましょう。端午の節句では、かしわ餅やちまきなどを食べて縁起を担ぎます。

関東ではかしわ餅を、関西ではちまきを食べることが多く、どちらも餅や餡を葉で包んでいるのが特徴です。かしわの葉には子孫繁栄の意味が込められています。

ちまきに使用される笹や茅(ちがや)などには殺菌作用が期待できることから、厄除けの意味で食べられるようになったとされています。

ほかにも、勝男に通じる「かつお」や、まっすぐに伸びる「たけのこ」など、男の子の出世に縁起がよいとされる食材を取り入れてみましょう。

手作りにこだわりすぎず、赤ちゃんやママの体調に合わせて、そう菜やケータリングを利用しても構いません。

家族で写真撮影

初節句の祝いの場面を写真で残すと、成長してから見返すときに、きっと盛り上がるでしょう。

自宅で祝う場合は、リラックスした雰囲気で撮影でき、自然な様子を捉えられます。その日のために用意した飾りやごちそうも、一緒に撮影しましょう。

食事会に参加した人たち全員の写真を撮るには、セルフタイマーを使用することになります。赤ちゃんが目線を合わせてくれるかどうかは、そのとき次第ですが、撮影での苦労話もよい思い出です。

写真のクオリティーにこだわりたい場合は、写真館やフォトスタジオで撮影しましょう。自力では難しい、すてきな写真が撮影できます。

写真館やフォトスタジオは、様々な衣装や背景が用意されているところも魅力です。それなりに費用はかかりますが、特別な記念日の写真としていつまでも残ることを考えると、プロにお願いするのもひとつの方法です。

男の子の初節句に関するQ&A

男の子の初節句を初めて迎える家庭では、準備や進め方に戸惑うことが多いでしょう。4月に生まれた場合は、いつ祝えばよいのか悩みます。飾りを用意する人についての考え方や、お返しの金額などもチェックしましょう。

4月生まれの場合はどうする?

赤ちゃんが4月に生まれた場合、翌月にはもう初節句がやって来ます。出産直後のママは、体力的に祝うのが難しい場合も少なくありません。

退院直後は体調が十分に回復しておらず、疲れやすいので無理は禁物です。4月下旬に生まれた場合、まだ入院中である可能性も考えられます。

無理をせず「翌年の5月5日」に初節句の祝いをしましょう。もちろん、赤ちゃんとママの両方が元気で、何の問題もなければ、その年の5月5日に祝いをしても構いません。

五月人形・こいのぼりは誰が買う?

五月人形やこいのぼりは、赤ちゃんの両親ではなく、両家の実家が購入するケースが多くあります。しかし、確固とした決まりはなく、各家庭で異なります。

なかには、日本古来の風習に従って、母方の実家が用意すると決めている家庭もあるでしょう。現代では誰が用意するかに厳密な決まりはないので、家族で話し合って決めます。

たくさんの五月人形やこいのぼりがあっても、保管場所や飾る場所に困ってしまうので、両家が購入するといって譲らない場合、第1子は母方の実家に、第2子は父方の実家というように分けてもよいでしょう。

お祝いをもらった場合のお返しは?

お返しに食事会を開く場合は、特別な品物を用意する必要はありません。食事会に招待していない人から初節句の祝いをもらった場合「3分の1程度の金額のもの」を返すのが一般的です。

例えば、1万円を包んでもらったら、3000円程度の品物を返すのがおすすめです。初節句の祝いをくれる人は、祖父母や親戚などの身近な人が多いので、子どもの名前や写真を印刷したギフトを贈ると喜ばれるでしょう。

何がよいのか迷って選べない場合は、カタログギフトもおすすめです。受け取った人が好きなものを選べるので、いらないものをあげてしまったという心配がありません。

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