赤ちゃんの首すわりを促すポイント

なかなか首がすわらない赤ちゃんを目の前に、途方に暮れている人もいるのではないでしょうか。赤ちゃんの首すわりを促すために、日常の生活で心がけるポイントを紹介します。
うつぶせで過ごす時間を増やす
赤ちゃんがうつぶせで過ごす時間を増やし、顔を上げざるを得ない場面を意識的につくる方法があります。うつぶせになった状態から顔を上げる行動を通して、首の後ろにある筋肉を鍛えられます。
ただし、赤ちゃんをうつぶせにするときには、必ず親が見守るようにしましょう。また、寝ている赤ちゃんをうつぶせにするのは、窒息などの事故につながる恐れがあるので厳禁です。
赤ちゃんが嫌がらない程度にうつぶせで過ごす機会を増やすことは、首すわりを促すとされています。
体を支えながら前向きに抱っこする
首すわりを促すためには、あえて赤ちゃんが正面を向くように抱っこするのもひとつの方法です。前向きに抱っこする際は、片方の手で赤ちゃんのお尻を、もう一方の手で胸を支えるのがポイントです。
首のぐらつきが心配な場合には、前向きにした状態で赤ちゃんの頭・体を親の胸にぴったりとつける方法もあります。赤ちゃんの体が安定してきたら、親の体を前に傾けて頭を離して首すわりを促しましょう。
首がすわった赤ちゃんへの配慮もチェック

赤ちゃんの首がすわると、親の負担は大きく軽減され、接し方が変わるのも事実です。ただし、首がすわった赤ちゃんを接する際にも、意識したい注意点があります。
しばらくは頭を支えた縦抱きを心がけて
前提として、赤ちゃんの首すわりが完了するまでには時間がかかります。さらに、調子のよい・悪いといったタイミングによっても、首すわりの状態は左右される点にも注意が必要です。
例えば、縦抱きが安定してきたように感じた赤ちゃんの首が、翌日にはぐらつくケースも珍しくありません。
完全ではない可能性を考慮し、首のすわった赤ちゃんでも当面は、縦抱きをする際には頭を支えるようにしましょう。おんぶをする際は、頭を支えた状態で縦抱きにし、赤ちゃんの首がぐらつかないことを確認した時点で、背中に移動させる方法もあります。
「たかいたかい」は控えよう
赤ちゃんの両脇に手を入れ、高い位置に持ち上げる「たかいたかい」にも注意が必要です。
赤ちゃんが喜ぶからといって、はやいスピードで、たかいたかいを繰り返したり、高い位置で手を離したりするのはやめましょう。スリルのあるたかいたかいは、衝撃が強い上に、赤ちゃんの体を大きく揺さぶります。
赤ちゃんを軽く持ち上げる程度のたかいたかいであっても、振動は少ないものの落下する恐れがあります。赤ちゃんの安全を考慮し、たかいたかいとは違う方法であやすのがおすすめです。
