首すわりに関するQ&A

初めて出産した人にとって、赤ちゃんの首すわりは未知の領域でしょう。首すわりにまつわる悩みをピックアップし、Q&A形式で解説します。
首すわりが遅いと発達に問題がある?
結論からいうと、首すわりが遅いからといって、必ずしも発達に問題があるとは限りません。発達の度合いは、親の関わり方を含めた環境にも左右されるからです。
例えば、適度にうつぶせ状態で遊んでいた赤ちゃんと、あおむけで寝かされていた赤ちゃんでは、首すわりの時期が異なることがあります。あおむけに寝かされていると、頭を持ち上げるという経験がなく、首すわりも遅れる傾向にあるといわれているのです。
ただし、生後5カ月ごろを過ぎても首がすわらない場合は、不安を解消するためにも、かかりつけ医の受診がおすすめです。そのほか、うつぶせにした際にまったく頭が上がらない場合にも、はやめにかかりつけ医に相談しましょう。
参考:首のすわりが遅い [子育てQ&A]/京都府ホームページ
首がすわったらおんぶをしても大丈夫?
基本的には、首がしっかりとすわっているのなら、おんぶをしても問題ないとされています。おんぶをする際は、落下の恐れを考慮し、月齢に合った抱っこ紐を使用するのが大切です。
さらに、抱っこと違っておんぶは、赤ちゃんの様子を確認しにくいのが難点です。とくに調理中におんぶする場合は、赤ちゃんの手が届きそうな場所にキッチンバサミなどの危険な器具がないかを確認する必要があります。
ときどき鏡などを使って赤ちゃんの様子を確認し、負担を軽減するためにも長時間のおんぶは控えましょう。
まとめ
成長に向けたスタートともいえる赤ちゃんの首すわりとは、頭が前後左右にぐらぐらせず、自由に動かせる状態のことを指します。
大半の赤ちゃんの首すわりが完了するのは、生後4~5カ月ごろです。首すわりを促す方法としては、うつぶせにする時間を増やしたり、前向きに抱っこしたりするのが効果的です。
首がすわってからも、しばらくは頭に手を添えた縦抱きを心がけ、落下の危険性がある「たかいたかい」は控えましょう。首すわりには親の関わり方を含めた個人差があるので、起きているときにうつぶせにしてみたり、縦抱きを取り入れてみたりするのもおすすめです。
