B型ベビーカーの特徴

B型ベビーカーには、どのような特徴があるのでしょうか?まずは、使用できる月齢の目安や、A型ベビーカーと比べた機能を確認しましょう。
生後7カ月ごろから使用可能
製品安全協会が設けた「SG基準」によると、B型ベビーカーは生後7カ月ごろからの使用が許可されています。
製品安全協会の主な役割は、消費者が使う製品の安全性を確保することで、SG基準の作成には、製造事業者・検査機関をはじめとする複数の専門家が携わっています。
B型ベビーカーは、基本的に背もたれの角度が浅く設計されている商品がほとんどです。そのため、リクライニング機能が付いていない商品も少なくないため、生後7カ月ごろというのは月齢の目安に過ぎません。あくまでも赤ちゃんの腰がしっかりとすわっているのが前提です。
背もたれの角度が浅いと体を安定させにくいため、赤ちゃんがお座りをできるようになる月齢の目安として、生後7カ月ごろに設定されています。
A型に比べると機能が少ない
新生児から使えるA型ベビーカーの多くは、クッション性のあるシート・リクライニング機能といった、赤ちゃんが快適に過ごせるような工夫がされています。
機能が充実している反面、コンパクトさに欠ける部分もあり、持ち運ぶ際は重さを感じやすいのが難点です。
一方でB型ベビーカーは、A型ベビーカーよりも簡易的につくられているため、余分な機能があまり搭載されていません。機能がシンプルなので重量も軽く、コンパクトに持ち運べるのが特徴です。
なお、2台目のベビーカーとして人気があるバギーは、B型よりもさらに軽量・コンパクトにつくられています。ただし、バギーは歩行ができる子どもが乗る前提でつくられている商品が多いため、赤ちゃんが歩けるようになるまではB型ベビーカーの利用がおすすめです。
B型ベビーカーを選ぶポイント

B型ベビーカーを選ぶ際は、安全性の基準のひとつとなる「SGマーク」が付いているかを確認しましょう。
その上で、親子ともに使いやすいB型ベビーカーを選ぶためには、3つのポイントをチェックするのが大切です。
軽量で操作しやすいか
B型ベビーカーの利便性を味わうには、軽量で操作しやすい商品を選ぶ必要があります。例えば、片手で折り畳める機能があると、赤ちゃんを待たせる時間を短縮でき、持ち運ぶ手間もかかりません。
畳んだ状態で収納できる自立式タイプは、赤ちゃんを連れて電車・バスに乗ったり、自宅に収納したりする際にも便利です。
赤ちゃんを抱っこして持ち運ぶことを踏まえると、約3~4kg台のB型ベビーカーがおすすめです。グリップの握りやすさでも感じる重さが変わるため、できればベビーカーを実際に片手で持って重量をチェックするとよいでしょう。
タイヤ・かごの形とリクライニングの有無
軽さ・操作方法とともにチェックしたいのが、タイヤ・かご・リクライニングといった機能の有無です。
シングルタイプのタイヤは、比較的小回りがきくので、ベビーカーを押したときに感じる負担を軽減しやすくなります。さらにサスペンション機能が付いていると、舗装されていない道路・凸凹な道でも比較的スムーズな走行が期待できます。
歩き始める前の赤ちゃんには、体を安定させやすいリクライニング機能の付いたB型ベビーカーがおすすめです。
買い物・散歩などでベビーカーを日常的に使う場合には、荷物をたっぷりと収納できる、かごの大きい商品が便利です。
手入れがしやすいか
B型ベビーカーは、赤ちゃんが乗るアイテムなので、手入れのしやすい商品を選ぶのが大切です。
とくにチェックしたいポイントは、取り外し・洗濯の可否です。赤ちゃんの汗・よだれなどが気になるシート・枕部分が着脱できると、こまめに手入れできます。
さらに、洗濯機でシートの丸洗いが可能な商品を選ぶことで、手入れの負担を減らしつつ、衛生的に使えます。赤ちゃんが過ごすベビーカーだからこそ、手入れのしやすさを考慮した商品選びが重要です。
