虫対策にも期待できる赤ちゃん向け日焼け止め

赤ちゃんの肌にあれこれと塗り重ねたくない場合は、虫対策も期待できる日焼け止めがおすすめです。虫・紫外線対策が一度にできる、便利な日焼け止めを見ていきましょう。
ママベビー「UV&アウトドアスプレー」
ティーツリー葉油やアオモジ果実油を配合した、スプレー式の日焼け止めです。ピュアエッセンシャルオイルの香りを特徴とし、ディート(ジエチルトルアミド)は不使用です。
スプレータイプなので、いつでもどこでも使いやすく、赤ちゃんとの外遊びがより身近になります。
紫外線防御力はSPF20・ PA++で、日常使いに便利です。シャワーで落とせるのもポイントで、新生児から大人まで幅広く使えます。
・商品名:ママベビー「UV&アウトドアスプレー」
アノネベビー「トータルアウトドアUV」
ユーカリシトリオドラ油・ラベンダー油・ハッカ葉油などによる、すっきりした香りが特徴の日焼け止めです。
クリームタイプでするすると肌にのび、スクワランなどの保湿成分も配合されています。紫外線・虫などから肌を守りつつ、しっとりした肌に導いてくれるでしょう。
紫外線防御力はSPF20・ PA++で、シャワーで落とせるので、生後1カ月の赤ちゃんから使えるとされています。
・商品名:アノネベビー「トータルアウトドアUV」
アロベビー「UV&アウトドアミスト」
レモングラス葉油・ローズマリー葉油を配合しているミストタイプの日焼け止めです。紫外線吸収剤やディート不使用で、月齢の低い赤ちゃんから使えます。
紫外線防御力はSPF15・ PA++なので、気軽な外出に適しています。塗り広げる必要はなく便利ですが、スプレーする際は、目に入らないよう注意しましょう。
ナノ化した酸化チタンがシリカでコーティングされているので、肌に残りにくく、シャワーで落とせるのも魅力です。
・商品名:アロベビー「UV&アウトドアミスト」
赤ちゃんに日焼け止めを使う際のポイント

赤ちゃんに日焼け止めを使うときは、大人以上に慎重になるでしょう。赤ちゃんの紫外線対策を考えるときに、押さえておきたいポイントを紹介します。
パッチテストをする
赤ちゃんの皮膚は薄いため、大人よりも乾燥しやすく、刺激も受けやすい傾向にあります。初めて日焼け止めを塗るときは、一度にたくさん塗るのではなく、パッチテストをしてみるとよいでしょう。
パッチテストとは、アレルギー反応が起こるかどうかを確認するためのテストです。日焼け止めを使う48時間前に、赤ちゃんの腕の内側に少しだけ日焼け止めを塗布します。その後、経過を観察し、肌に異常がなければ、その日焼け止めを使っても問題ないといわれています。
パッチテストのやり方に不安がある場合は、皮膚科でお願いするのもひとつの方法です。
こまめに塗り直そう
赤ちゃん向けの日焼け止めの多くは、肌への負担を考慮し、機能性は比較的シンプルに作られています。汗や摩擦などで落ちやすい日焼け止めもあるため、こまめな塗り直しが必要です。
外出前に塗ったからと安心せず、2~3時間程度を目安に塗り直すようにしましょう。塗り直しのポイントは、汗や汚れをきちんと拭くことです。
ただし、紫外線は、骨の健康維持やビタミンDの生成に関係するとされています。紫外線対策を徹底しすぎると、赤ちゃんがビタミンD不足になりやすいとの報告もあります。紫外線対策は必要ですが、紫外線を完全にシャットアウトするのは避けましょう。
参考:紫外線照射によるビタミンD摂取の必要性と有害性|国立研究開発法人 国立環境研究所
帽子や衣服で物理的にも紫外線を防御しよう
「日焼け止めを塗ったから紫外線対策が完璧」というわけではありません。赤ちゃんと外出するときは、コーディネートにも気を配るのがおすすめです。
紫外線が強いときは、つばの広い帽子と長袖を着用する方がよいでしょう。衣服は、紫外線を反射しやすい白や淡い色がよいともいわれています。
また近年は、紫外線予防効果のある素材で作られた衣服もあります。春夏の外出用に、何枚かそろえておくとよいかもしれません。
虫よけと一緒に使う場合の注意点
虫よけと日焼け止めを同時に使う場合は、日焼け止めを塗ってから虫よけを塗ります。虫よけを先に使うと、防虫効果を発揮しにくいとされているためです。
日焼け止めは、紫外線を反射・吸収して日焼けを防ぐ効果に期待できるものです。虫よけの前に塗っても効果に違いはないといわれています。そのため、併用する場合は、日焼け止めを塗ってから、虫よけを使用するようにしましょう。
