赤ちゃんに帽子をかぶらせる理由

生まれたばかりの赤ちゃんが帽子をかぶっているのは、かわいくおしゃれをしているだけではありません。帽子をかぶらせる背景には、赤ちゃんならではの理由が関係しています。
デリケートな頭を守るため
新生児に帽子をかぶせた方がよいひとつ目の理由は、デリケートな頭を守るためです。
赤ちゃんの頭の前部分には「大泉門」と呼ばれる骨の隙間が存在します。狭い産道を通過できるように柔らかくなっている場所で、1歳半になるころにふさがるといわれています。
そのため、1歳半ごろまではできるだけ帽子をかぶせて、赤ちゃんの柔らかい頭に衝撃を与えないようにすることが大切です。
参考:生まれた後の赤ちゃんの頭の形について|にしじまクリニック
暑さ・寒さ対策のため
ふたつ目の理由は、赤ちゃんの体温調整を行うためです。生まれたばかりの赤ちゃんは、まだしっかりと体温調節ができません。
夏の暑い日に外出すると、紫外線を浴びるリスクが高まるため、日よけ・熱中症の対策として、赤ちゃんに帽子をかぶせてあげましょう。
反対に、寒い時期には保温を目的に帽子をかぶせてあげることで、赤ちゃんの頭を冷たい外気から守ることが大切です。
赤ちゃんの帽子を選ぶポイント

赤ちゃんの帽子を選ぶポイントを解説します。まずはサイズを計測し、季節に合わせた素材を選びましょう。
頭囲よりも約3cm大きいサイズがおすすめ
サイズの合う帽子を選ぶためには、赤ちゃんの頭のサイズを知っておくことが大切です。
赤ちゃんの額から後頭部をメジャーで囲い、頭囲を確認しましょう。成長を考慮すると、赤ちゃんの頭囲よりも約3cm大きいサイズの帽子がおすすめです。
ただし、サイズが大きすぎると、外出した際に風で帽子が飛ばされてしまうことがあります。赤ちゃんの頭に合わせてサイズ調節ができたり、あご部分にひもが付いていたりする帽子が便利です。
季節に合った素材・使いやすい機能
季節によって、帽子の適切な素材・機能は異なります。
暖かな春・夏に使う帽子には、通気性・吸水性に優れたコットンやガーゼ素材が向いています。一方で、肌寒さが増す秋・冬には、柔らかくて保湿性のあるニット素材の帽子が適しています。
また、デリケートな赤ちゃんに使う帽子だからこそ、手入れの方法も大切なチェックポイントです。洗濯機で丸洗いできる帽子は、手入れの負担が少なく、衛生的に使えます。
つばが広い帽子・えり足に日よけがある帽子は、熱中症対策に効果的です。
