ダイソーの袱紗

ダイソーでは慶事用、弔事用、そして慶弔両用の3種類が販売されています。今回はその中から慶事用のピンクの袱紗と慶弔両用の紫の袱紗を購入してみました。

材質はポリエステルでさらりとした手触り。フォーマルな場面に相応しい素材感です。

今回は2つ購入してみましたが、どちらも仕様は同じ。カラーのみが違うようです。

実際にご祝儀袋を入れてみました。ポケット部分にはマチがないので、かなりキツい印象。場合によっては袱紗のせいで装飾や短冊が折れてしまう可能性があるので、無理に入れようとせず少しずつ慎重に収めた方が良さそうです。

また薄手タイプのため、水引の装飾が豪華なものはフタがかなり浮いてしまいます。どの袱紗でもある程度は仕方のない部分ではありますが、中に紙の芯が入っており遊びがないためやや不格好になってしまう感じは否めません。

一方、香典袋のようにスッキリとしたものであれば問題なく挟み込むことができました。

とはいえ、やはり水引があるとしっかり封を閉じるのは難しそう。ダイソーの袱紗は、中に入れる金封袋のデザインによって使い勝手が変わりそうです。


また、忘れがちなのが袱紗自体のサイズ。今回購入したダイソーの袱紗は13.2cm×20.6cmですが、なんと筆者私物のフォーマルバッグには収まらず……! 意外と見落としがちなポイントなので、購入前にしっかりと確認しておきましょう。
キャンドゥの袱紗

キャンドゥの袱紗はやや厚め。金額も220円と他のものやや値が張りますが、その分高見え感は申し分なし。

ダイソーのものはさらりとした生地感だったのに対し、キャンドゥはちりめんのようなシボ感があります。中綿入りなのでややふっくらした感触もグッド。

ただ、広げてみるとところどころにつくりの甘さが……人からは見えない部分なのでここを許容できるかどうかは個人差ですが、200円商品と考えると筆者としては残念なポイントに思えてしまいました。


実際にご祝儀袋を入れてみるとこんな感じ。キャンドゥの袱紗はポケットに若干の余裕があるので豪華な水引でも問題なく収めることができました。

また、こちらも完全に閉じることはできないものの、そもそもが厚手なのでダイソーの袱紗よりは気になりませんでしたよ。

中のつくりの甘さは残念ですが、とはいえ見た目の良さは文句なし。今回は筆者が行った店舗では慶事用のみの取り扱いでしたが、キャンドゥ公式ネットショップを確認したところ、同じ物で慶弔両用の袱紗もあるようでした。
言われなければ100均で購入したとは思えない高見え感はあるので、気になる方はぜひ一度店舗で見てみることをおすすめします。