「換え活」でもここは変えられない! みんなのこだわりは?

替え活をする一方で「ここは他に交換できない(したくない)」という部分だってもちろんあります。

「選び方を変えたいと思ったもの」ランキングのワーストを見て見ると、レンタカーなどに代表される「レンタル系サービス」「シェアリングサービス」や、「駐車場代」「自動車保険」を「変えたくない」と考えている人が多いことがわかります。

レンタルやシェアリングサービスは、すでに「換え活」をして選んだサービスで満足しているのかもしれませんね。

一方、暮らし方に直結する要素であるにも関わらず、多くの人が「自動車保険」や「医療保険」に手をつけていません。

飯村さんは「家計の見直しをするときは、固定費から見直すとよいでしょう。固定費は、自動引き落としになっているため、見直しのメスが入りにくい支出です」とコメント。

確かに保険は自動引き落としの固定費なので、見直しのメスも入りにくい部分です。ここを替え活すると支出が大きく減る可能性があります。

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「エシカル」や「タイパ」を重視した商品選びが中心に

今後、人々はどのようなものを選んでいくのでしょうか。

「環境」「SDGs」に焦点を絞った質問では、37.0%が「環境にやさしいものやSDGsを意識して選ぶようになった」と回答しています。

そのジャンルで最も多かったのが「食品」で64.9%、続いて生活雑貨(31.4%)、ファッション(25.9%)でした。一番身近で必要不可欠な「食品」をは じめ、乗り換え消費が進んでいくことが予想されます。

飯村さんも「私がおすすめしたい『換え活』は、このところの物価高を踏まえ、食品はプライベートブランドの利用を増やしたり、またオーガニックなものや環境に配慮されたものにもこだわるような選び方に換えることです」と話しています。

オーガニックの製品を選ぶことで、地球環境に余分な負荷をかけず、自分自身の体もより健康に保て、さらには将来の医療費の抑制にもつながる可能性が大きくなります。

人々の選択が、スーパーマーケットやコンビニエンスストアに並ぶ商品を少しずつ変えていきそうですね。