or関数以外のif関数の組み合わせ

こちらでは、if関数でor関数ではない関数を使用した際の使い方を紹介します。or関数と似ている関数には「and関数」「not関数」があります。

それぞれの使い方やor関数との違いを知っておきましょう。

if関数とand関数

and関数は、「なおかつ」という意味です。

or関数は「または」でした。and関数を使用する場合は、対象セル内に記載される結果は、書式に入力した論理式のすべてに該当する場合は「TRUE」、一つでも該当しない論理式がある場合は「FALSE」です。

例えば、b3セルに「3」、b4セルに「5」が入力されている場合に、b5セルにif関数とand関数を挿入してみましょう。

今回、入力したif関数とand関数は、「=IF(AND(B3=3,B4=5),”正しい”,”間違い”)」です。「B3=3」かつ「B4=5」であれば、「正しい」とb5に自動で入力される仕組みです。

間違っている場合は、「間違い」と入力されます。下記画像であれば、内容が正しいため、「正しい」と表示されています。

それでは、b3セルの数値を「3」から「4」に変えてみましょう。そうすると、論理式とは違う値であるため、b4セルの入力内容が自動で「間違い」と表示されます。

このように、and関数は、入力されている論理式が全て当てはまらないと「偽」になると言うことです。

if関数とnot関数

次は、if関数とnot関数の使い方を紹介します。not関数の意味は、「〜ではない」です。そのため、入力されている論理式にどれも当てはまらない場合に「真」となります。

例えば、b3セルに「3」、b5セルに「5」が入力されている場合に、b5セルにnot関数を使用して、「真」「偽」で表します。

今回は、「b3=3」「b4=5」どちらも該当しない場合に「該当しない」とnot関数で自動で表示されるようにします。

また、not関数を使用する際は、and関数やor関数を使用して書式を作成するケースが多いです。

今回は、「b3=3」「b4=5」どちらも該当しない場合に「該当しない」と表示させたいので、and関数を活用して書式を作成します。

b5セルに入力する書式は、「=IF(NOT(AND(B3=3,B4=5)),”該当する”,”該当しない”)」です。not関数の中に、and関数を挿入して論理式を2つ入力しています。

また、試しにb3セルの数字を「3」から「4」に変更すると、b5セルの入力内容が「該当する」に変わりました。

これは、論理式の「b3=3」「b4=5」どちらも該当しない場合ではなくなるため、「該当する」に切り替わったと言えるでしょう。

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or関数についてのまとめ

今回は、or関数についてまとめました。or関数の意味は、「または」です。また、or関数に入力できる論理式は、最大で255個までだと覚えておきましょう。

そして、or関数はif関数と組み合わせて使用できます。if関数と組み合わせて使用することで、より多くの場面で活用できるでしょう。

最後に、if関数と組み合わせる関数の種類を紹介します。

・or関数:「または」と言う意味で、書式内の論理式に一つでも当てはまれば「TRUE」と表示される

・and関数:「どちらも」と言う意味で、書式内の論理式全てに当てはまれば「TRUE」と表示される

・not関数:「~ではない」と言う意味で、書式内の論理式に全て当てはまらない場合に「TRUE」と表示される