<記事提供:COCONUTS>

毎週金曜日の夜9時から放送されているラジオ番組『宮藤さんに言ってもしょうがないんですけど』。

2月9日の放送では、北海道民のちょっとした愚痴を募集したところ、宮藤官九郎さんが札幌のラーメン屋でとったある行動、そして北海道の中での地域差が話題となりました。

(画像:時事通信フォト)

■すすきのにあるラーメン店に宮藤官九郎のサインが…しかし!?

番組では、宮藤さんが北海道民の方々と電話でつながり、愚痴を募集していきます。

宮藤さんは最初に電話をした札幌在住の女性とラーメンの話題で盛り上がり、「大体キャンペーンで行くと、『お昼はラーメンを食べていただきます』とか言われて、1回だけラーメン食べれるんですけど、その1回に懸けているんですよ、こっちは」と北海道を訪れる際の心意気に言及。

そのような場合、宮藤さんは「どこかおすすめありますか?食べたいラーメンありますか?」などと聞かれるそうですが、「膨大すぎて、情報が」と正直に打ち明けます。

女性の方は新千歳空港に有名なラーメン屋が集まっていることに触れますが、宮藤さんは「ただ新千歳空港でラーメン食べたくないんですよ」とぶっちゃけ。

「できれば、ちゃんとお店で食べたい。お店っていうか、札幌とかで食べたいんですよ。あそこに集めてもらってありがたいんだけど」と正直な気持ちに触れつつ、「俺、北海道で美味しかったものって、大体新千歳空港で食べたものなんだよな」と、限られた時間だからこその悩みも明かします。

ラーメンの話題が続く中、宮藤さんはふと思い出したように「あとね、すすきののね、なんていうラーメン屋か忘れたけどね、お店にね、俺のサイン飾ってあるのよ」と切り出します。

「でもね、それ俺じゃなくて阿部(サダヲ)くんが書いたんですよ。気をつけてください。もうすんげえ前ですけど」とまさかの告白をしました。

■札幌人の東京に対する“雪国マウント”実は旭川の人は…

なお、札幌在住の方が抱えていた愚痴は、「東京の人々が雪が数cm積もっただけで騒いでいるのが見ていられない」というもの。

この話を聞いた宮藤さんは、「すいません。もうね、朝起きて家の前に雪が2cmくらい積もっていると大騒ぎですから。『誰が雪かきする?』みたいな」と、“東京の人”を代表してリアクションをとっていました。

この女性の後、旭川在住の女性に電話をかけると、この方は「札幌の人々がちょっとの雪で大騒ぎしているのが見ていられないんですよ」とまさかの発言。

まさかの対立に、宮藤さんは「ちょっとそれは2人でやってくださいよ」と笑いながら反応。

旭川では膝上くらいまで雪が積もってしまうことも多く、宮藤さんも「なんかやっぱりね、旭川は雪が多いイメージ。東京のニュース見てると、『旭川では』ってよく言うもん」と話します。

11月下旬のあたりから雪が降り始めると、ゴールデンウィークの前後まで路肩に雪が残っていることも少なくはないらしく、宮藤さんは「行ってみてえな、逆に今の季節くらいに」と驚いていました。

■最寄りのマックまで80km!玄関にシカ!?知床の生活の実態とは…

最後に電話をかけた知床の女性の方は、役場から40km離れたウトロという地域に住んでおり、最寄りのマクドナルドまでは80kmも離れているそうです。

子どもたちは街に出るとファーストフード店がある種のご馳走になるんだとか。

この話を聞いて驚いた宮藤さんは「ここから(80km離れた場所)だったら、下手したら土浦くらいじゃないですかね?群馬とか、水戸とか。水戸くらいまで行かないとマック食べられないんだったら、俺食べないなあ」と正直につぶやきました。

また、普段は人よりも野生動物と遭遇することが多いらしく、玄関にシカが入ってきたこともあるとのこと。

玄関をちょっと開けていたところ、シカが入ってきてしまい、息子さんが買ってきたばかりのナイキのスニーカーに足を突っ込まれ、涙を流したというエピソードまで明かされます。

宮藤さんは「シカに履かれたーって!?すげえな」と驚きを隠せていませんでした。

ネット上では、「えー!阿部さんが書いた宮藤さんのサイン?!見たい!」と宮藤さんの驚きの行動についての発言や、札幌vs旭川の論争を受けて「札幌の雪の量で大したこと無いという旭川市民w」と面白がる声、さらには「マクドナルドまで80キロの距離…気が遠くなりそう」といったコメントまで多種多様なものが見られました。

北海道と一口に言っても、東北全域よりも広いほどの面積があるわけですから、改めて地域によって様々な状況があることを実感しました。

阿部さんが書いた宮藤さんのサインも見てみたいですね。

(文:横浜あゆむ/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)