サステナブルフードとは?種類、取り組み事例や環境に優しいスイーツを紹介

サステナブルフードとは、地球環境や生産者に配慮して生産された食品のことです。サステナブルフードという言葉は知っていても、具体的にどんな商品があるのか知らない人も多いのではないでしょうか。本記事では、サステナブルフードが注目される理由や具体的な種類について解説。さらにサステナブルフードを取り入れた企業事例も紹介します。

サステナブルフードの種類

つぎに、代表的なサステナブルフードを紹介します。それぞれの特徴を見ていきましょう。

オーガニック食品

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オーガニックの食品は、野菜や果物を育てる際に農薬や化学肥料を一斉使用せずに作られます。虫食いや形が不揃いな野菜や果物もありますが、自然環境に優しく育てられた食品である証です。無農薬のため栄養価が高く、身体にも良いのが嬉しいポイント。オーガニック食品には「有機JAS」マークが付いているのでスーパーなどで探してみるのもおすすめです。

代替肉

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代替肉とは、動物を使わずに豆や小麦などの植物を使って肉のような食感を表現した食品のこと。例えば、大豆を原料とした大豆ミートも代替肉です。代替肉は、動物性の脂質がないことや、植物を使っているため食物繊維が豊富で、健康にも良いとされています。商品によって塊肉のようなものや、ひき肉の代わりとして使用できる形状のものもあるので料理のアレンジが自在です。他にも大豆などを原料としたツナ缶など、植物性の水産物も注目を集めています。

サステナブルシーフード

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サステナブルシーフードは、持続可能な漁業を行って生産された海産物や、植物性の水産物のことです。漁業では水産資源を獲りすぎてしまう過剰漁獲が問題となっているため、海の資源を守るサステナブルシーフードが注目されています。サステナブルシーフードには、「MSC認証」や「ASC認証」のマークがつくため、気になる方はぜひ鮮魚コーナーなどで探してみてください。

フェアトレード食品

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フェアトレード食品は、発展途上国で働く労働者が適正な価格で取引された商品のため、購入することで労働者の生活を支援できます。フェアトレード食品には、コーヒー豆やチョコレートなどがあります。その他には、ハチミツやナッツ、スパイスやバナナなども代表的な食品です。

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企業がサステナブルフードを取り入れた事例

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食品の生産や消費を持続可能にしていくためには、個人の取り組みだけでなく経済活動にもサステナブルフードを取り入れる必要があります。具体的な事例を紹介します。

スターバックス「コーヒー豆」

スターバックスでは、フェアトレード認証を受けているコーヒー豆を世界で最も多く購入しています。他にも、200種類以上の基準を設定してコーヒー生産者が適正に評価されるように支援しています。

観音山フルーツガーデン「フルーツパフェ」

和歌山の果物専業農家が運営するフルーツパーラーのパフェです。パフェで使用する果物の生産から販売までを運営会社である柑香園(かんこうえん)で行っています。地域で取れたフルーツを提供する地産地消の取り組みや、旬の果物を使ってスイーツを作っています。

IKEA「プラントベース食品」

IKEAでは植物性の素材で作られた肉団子やラーメンなどが販売されています。また、レストランではプラントカツカレーやケバブ、ベジドッグ、MSC認証を受けた白身魚のフライなどの料理が提供されていて、サステナブルフードを気軽に楽しめます。