「スタバがない県」は現在ゼロ 「全都道府県を制覇していない」大手コーヒーチェーンはある?

 日本各地に店舗を構えるチェーン店は、多くの人の楽しみの1つ。自分が住む地域に「あのチェーンはいつオープンするのだろう?」と心待ちにしている人もいるのではないでしょうか。

 例えばコーヒーチェーン「スターバックスコーヒー」が、2015年にそれまで“空白地域”となっていた鳥取県に初出店した際には、大きな話題となりました。

 では、他のコーヒーチェーンにも出店のない“空白地域”はないのでしょうか?

コメダ珈琲店

 コメダホールディングスが展開するコーヒーチェーン「コメダ珈琲店」は、日本国内に968店舗(2023年2月末時点)を展開しています。

 「コメダ珈琲店」の誕生は1968年。関東に進出したのは2003年で、神奈川県横浜市の「横浜江田店」が関東初の店舗でした。その後、関西、東京23区……と展開エリアを広げていき、2019年に全国47都道府県出店を達成しています。

 一方、和甘味を中心としたメニューが楽しめる系列チェーンは「おかげ庵」は13店舗のみ。1999年の誕生から約25年の歴史がありますが、愛知県、神奈川県、東京都にしか店舗はありません。

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ドトールコーヒーショップ

 「ドトールコーヒーショップ」は、ドトールコーヒーが運営するコーヒーチェーン。2024年2月時点で、国内に1000以上の店舗があります。

 第1号店は1980年に原宿にオープン。1988年には国内200店舗を展開するなど順調に勢力を広げ、1990年に北海道・沖縄に出店しました。全都道府県への出店が完了したのは2015年で、最後に出店したのは島根県でした。

 その後、滋賀県にあった店舗が閉店したようで、現在は同県が唯一の「ドトール無し県」となっています。