アニメスタジオ「サイエンスSARU」制作アニメで好きな作品ランキング! 第2位は「平家物語」、1位は?

 2024年4月2日から4月9日までの間、ねとらぼ調査隊では「アニメスタジオ『サイエンスSARU』制作アニメで好きな作品は?」というアンケートを実施していました。

 2013年にアニメ監督「湯浅政明」さんと、韓国出身の女性アニメーター「チェ・ウニョン」さんが共同で設立したアニメーションスタジオ「サイエンスSARU」。一般的なアニメ制作の手法に加え、「フラッシュアニメーション」と呼ばれる手法を採用することで、独創的かつ、オリジナリティに溢れる映像作品を発表しています。

 今回のアンケートでは計84票の投票をいただきました。ご投票に参加いただきありがとうございます! 2024年8月には劇場アニメ「きみの色」の公開が、10月には「少年ジャンプ+」で連載中の人気漫画『ダンダダン』の放送を控え、注目の高まる「サイエンスSARU」制作アニメの中で、どの作品が支持を集めたのでしょうか。それでは結果を見ていきましょう。

第2位:平家物語

 第2位は「平家物語」でした。2021年9月より、フジテレビが運営する動画配信サービス「FOD」で先行配信され、その後、2022年1月からフジテレビの深夜アニメ枠「+Ultra」などでテレビ放送されたアニメ作品です。

 古川日出男さんが現代語訳した鎌倉時代の古典文学『平家物語』を原作に、数々の名作アニメに携わった吉田玲子さんが脚本を担当。キャラクターデザインは漫画家の高野文子さん、監督は京都アニメーション在籍時に「聲の形」や「けいおん!」、「リズと青い鳥」などを手掛けた山田尚子さんが務めました。

 物語は、アニメオリジナルのキャラクター・琵琶法師の少女「びわ」が語り部となり進みます。軍記物語でありながら戦乱にスポットを当てるわけではなく、その時代の人々の姿をメインに描いており、新しい形の平家物語に仕上がっていました。

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第1位:映像研には手を出すな!

 第1位は「映像研には手を出すな!」でした。大童澄瞳さんが『月刊!スピリッツ』で連載中の人気漫画を原作として、2021年10月よりNHK Eテレで放送されたアニメ作品です。

 想像力は豊かだけど、人付き合いが苦手な高校1年生の浅草みどり。お金が大好きで、プロデューサー向きの思考を持つ浅草の同級生・金森さやか。カリスマ読者モデルながら、アニメーターになりたい浅草の同級生・水崎ツバメの3人がアニメ制作に取り組む物語です。

 監督は湯浅さんが担当し、キャラクターデザインは「おそ松さん」や、「うる星やつら(2022)」などに携わった浅野直之さんが務めました。サイエンスSARUならではのFlashを活用したアニメーションは、本作の自由で大胆な作風にもマッチしており、原作を知らなくても楽しめる作品です。