伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・新橋の「オールドタイランド」のウィラサック・チャームンクンさんに、プリプリ×シャキシャキの食感が楽しい「ヤム・プラームック」のレシピを教えていただきました。

【ダンツマ ~男子が喜ぶおつまみレシピ】

和えただけでこのおいしさ!



合う酒=ビール(C)コクハク

 毎度おなじみとなったタイ語講座。ヤムは「混ぜる、和える」で、プラームックは「イカ」なんですって。

 プリプリしたイカの食感と、シャキシャキのタマネギがマッチ。ほのかな甘味と酸味の中、ピリッとした辛味がやってきます。うーん、美味♡

「『ヤム』は主に調味料やソースで和える料理に使われます。日本で言うところのサラダに近い感覚で、これも日本語で言えば『イカとタマネギのサラダ』といったところでしょう。今回はイカだけですが、さまざまな魚介類を入れればヤム・タレー(タイ語で海)に。具材を和えただけなので、冷蔵庫なら1週間ほど日持ちしますよ」(川口オーナー)

 レモン汁が全体の味をまとめており、実にさっぱりとした一品。ただ、そこは唐辛子とホットチリソースを使ったタイ料理。

 辛さで熱くなった口の中を冷やすのはやはり、黄金色に輝くビール一択!

【材料】

・イカ(ゲソでも可) 50グラム
・タマネギ 30グラム
・セロリ 20グラム
・万能ネギ 10グラム
・ミニトマト(半切りにする) 1個
・ニンニク 1片
・唐辛子(可能なら生唐辛子) 1、2本
・パクチー 適量

調味料
・ナンプラー 大さじ1.5
・レモン汁 大さじ1
・砂糖 小さじ1
・うま味調味料 ひとつまみ
・ホットチリソース 小さじ1

【レシピ】

(1)ニンニクと生唐辛子は粗みじん切り、タマネギとセロリは薄切りにし、万能ネギは2センチ程度の長さに切る。パクチーはざく切り。

(2)ボウルでニンニクと唐辛子、調味料を混ぜる。

(3)イカは食べやすい大きさに切り、沸騰したお湯で1分ほど、火が通るまで茹でてザルに上げる。

(4)2のボウルに熱いままのイカ、野菜をすべて入れて和え、皿に盛り、パクチーを添えて完成。レタスなどお好みの野菜で盛り付けてもいい。

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本日のダンツマ達人…ウィラサック・チャームンクンさん

▽ウィラサック・チャームンクン
 1975年10月、タイ出身。18歳から33歳までタイのレストランで働き、その後はオープンスタッフを募集していた広島のタイレストランに勤務し、現在に至る。

▽オールドタイランド
 株式会社S.S.Cの川口洋代表取締役が2012年5月にオープン。19世紀のタイの民家をモチーフにした異国情緒漂う店内と、タイ人コックの作る本場料理が名物。

東京都港区新橋2-15-3 1階

(日刊ゲンダイ2020年11月13日付記事を再編集)

(コクハク編集部)