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集中力を保てない……Moto3大クラッシュ後のレース開催判断と情報共有不足にMotoGPライダーたちが不満

集中力を保てない……Moto3大クラッシュ後のレース開催判断と情報共有不足にMotoGPライダーたちが不満

ドゥカティのフランチェスコ・バニャイヤは、MotoGPマレーシアGPのMoto3レース前に起きたクラッシュの後、レースを行なうという決定に疑問を呈した。

 日曜日最初のレースに向けて、ピットレーンがオープンになりMoto3のライダーたちがサイティングラップに出た際、深刻なクラッシュが起きた。メカニカルトラブルで減速していたと思わしきノア・デットウィラー(CIP Green Power)に、ホセ・アントニオ・ルエダ(Red Bull KTM Ajo)が突っ込んでしまったのだ。

 ルエダとデットウィラーは意識はあったものの、検査のために病院へヘリコプターで搬送された。ふたりの容態について追加情報が発信されたのは、Moto3のレースどころか、MotoGPのレースも終わった後。ルエダは手の骨折と複数の打撲傷、脳震盪の疑いがあるとされた一方で、デットウィーラーに関してはプライバシーを尊重し、複数回の手術を受ける必要があるという以外の詳細は明かされていない。

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 このクラッシュを受けてMoto3のレースは15周から10周に短縮。Moto2のレースはMotoGPのレース後になるなどスケジュールは大幅に変更されたが、最終的に3レースすべて実施された。

 しかしバニャイヤは事故の深刻さを考えれば、Moto3のレースを実施するという決定に不満を持っていたと明かした。

「ふたりがヘリコプターで搬送されるのを見た後、(Moto3 の)若いライダーたちにあの状況で10ラップのレースを走らせるなんて、まったく良い考えではない。僕は決して理解できないが、それが現実だ」

「幸い、こうした判断を下す立場ではない。自分なら違う対応をするだろうが、現実を受け入れるしかない」

 ホンダのジョアン・ミルは、この事故を目撃した後、パドックの全員が集中力を切り替えるのが難しかったと語った。

「Moto3で起きた状況を考えると、今日の全ライダーがスーツを着るのは非常に困難だった」

「組織から良い知らせを受け取り、それが何らかの形で僕たちに安心感を与えてくれた。困難な状況だったが、時間が経つにつれて状況が改善することを願っている」と彼は付け加えた。

 VR46のフランコ・モルビデリは、ライダーたちの状態が不確実だったことで、レースに向けたメンタル面の準備をさらに困難にしていたと述べた。

 レース後のメディア対応途中にルエダの容態に関する最新情報を受け取ったモルビデリは「情報がない、それが最大の問題だ」と語った。

「情報がないから、知らせを待っていたんだ。それが僕たち全員が望んでいたことだ。僕たちの仕事はレースをすることであり、僕たちはレースをする。今、僕の懸念を伝えているんだ」

 クラッシュを目撃した後、集中状態に入るのがどれほど困難だったかと問われると、モルビデリは「僕にはできなかったと思う」と答えた。

 アプリリアのマルコ・ベッツェッキもモルビデリの意見に同調し、Moto3クラッシュ後の状況についてライダーに情報を提供すべきだと強調した。

「本当に厳しい状況だ」と彼は語った。

「今も厳しい状況だ。明確な情報が得られていないからだ。少なくとも何が起きているのか知る権利があると思うから、最善とは言えない」

「僕が知っているのは、彼らがかなり安定した状態にあるということだけだ。それ以上のことは何も知らない」

「こんな形で一日が始まり、あんなにひどい事故を目撃し、しかも何も知らされないのは、決して良い日ではなかった」

「2機のヘリコプターが去っていくのに、何の知らせもなかった。最悪だった。でも僕たちもライダーだ。何が起きているのか知る権利がある」

「現地でバイクと戦い、可能な限りのベストパフォーマンスを発揮しなければならない。だけど少なくとも、僕たちは心構えは明確でなくてはいけないんだ」

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