バラエティー番組「酒のツマミになる話」（フジテレビ系）が10月24日、急きょ放送内容を変更して過去回が再放送された一件が、水面下で騒動に発展している。
前日までの予告では、ハロウィーン特別回としてMCの千鳥やゲストの人気コスプレーヤー・えなこら出演者が仮装して出演するとされていた。
しかし当日、電子番組表などで放送内容が変更。番組冒頭でナレーションとともに「今週の放送は予定を変更して３月14日の放送回でお楽しみください！」とのお知らせテロップが入った。
変更の理由として指摘されるのは、千鳥・大悟が11月１日に「ダウンタウンプラス」で復帰予定の松本人志を意識したとみられる金髪＆筋肉隆々な白Ｔシャツ姿のコスプレ姿を披露したことだった。放送直前の社内チェックで、大悟のコスプレが「アウト」のジャッジを下されたというのだ。
「これまで女性絡みの問題が報じられている松本、芸能界を引退した中居正広氏、そしてとんねるずの石橋貴明はもはや、フジテレビ内でNGの芸能人。とはいえ、本人の映像が放送されるなら仕方ないが、松本のコスプレで内容を差し替えるとは、いくら社内体質の改革を推進中とはいえ、あまりにも腰が引けた対応だった」（テレビ局関係者）
このフジテレビの対応が、吉本興業を怒らせてしまったようで、
「フジテレビは何事もなかったかのように、シレッと内容を変更したかったようですが、吉本が激怒。各メディアに対して、フジテレビの理不尽な対応をリークしたことから今回の内容変更が発覚し、各メディアが記事化しました。吉本がこのまま黙っていることはないのでは」（芸能記者）
千鳥を筆頭に、数多くの吉本芸人を主要番組に起用しているフジテレビだが、吉本からの「報復」があるかもしれない。
（高木光一）
