シーズンを締めくくる女子テニスの頂上決戦「WTAファイナルズ」(11月1日~8日/サウジアラビア・リヤド)の出場メンバーが出揃った。10月27日付けのWTAレースランキングに基づき、上位8人が顔を揃える。
出場するのは、ランキング1位から順にアリーナ・サバレンカ(ベラルーシ)、イガ・シフィオンテク(ポーランド)、ココ・ガウフ(アメリカ)、アマンダ・アニシモワ(アメリカ)、ジェシカ・ペグラ(アメリカ)、エレーナ・ルバキナ(カザフスタン)、マディソン・キーズ(アメリカ)、そしてジャスミン・パオリーニ(イタリア)の8選手だ。
WTA公式サイトでは、WTAファイナルズを8度制した元世界女王マルチナ・ナブラチロワ氏が出場選手を分析。69歳となった今も、この大舞台を知り尽くした視点で語っている。
トップのサバレンカについては「信じられないほど安定して素晴らしい。彼女の安定感は決して過小評価できない」と絶賛。今季は全豪と全仏で準優勝を果たし、ウインブルドンでベスト4、そして全米で優勝と圧巻の成績を残した。「どんなサーフェスでも優勝候補だが、特に中速のハードコートでは圧倒的な強さを見せる」と、リヤドでの活躍に太鼓判を押した。
2位のシフィオンテクは「ここ数年で築いた基準と比べると、今年は少し謎めいている」としながらも、「誰も予想しなかったウインブルドンを驚くような形で制した。リヤドでもその攻撃的アプローチを持ち込むべき」と語り、アグレッシブなプレーに期待を寄せた。
ガウフには「彼女はこれまでハードコートの決勝に9度進出して全勝。クレイジーだ。バックハンドはジョコビッチのようで、それ以上の威力があるかもしれない」と感嘆。「フットワークは誰よりも優れている。どんな状況でも走って守れることを彼女は知っている」と、21歳の強みを表現した。
父親を亡くし、ケガにも苦しみながら復活を遂げたアニシモワには温かい言葉を送っている。「多くのことを乗り越えてよくここまで来た。今ではアンドレーワやガウフと同等と言える。彼女が打つ力強いボールは(リンゼイ・)ダベンポートを思い出させる」。さらに「もし私が彼女にサーブを打つとしたら、ボディ狙いばかりになるだろう。彼女に自由にスイングさせたくないから」と語った。 31歳のペグラについては「より攻撃的に、前へ出るプレーを身に付けた」と着実な成長ぶりを評価。「ボールが当たった瞬間に方向を変えるのが得意で、(アグニエスカ・)ラドワンスカのようなタイプ。でも遅いコートでは思い切り打つこともできる」と分析している。
2022年ウインブルドン覇者のルバキナについては「プレーが本当に美しい。サーブはまさにキラーショットで、全てのショットを持ち、どのサーフェスでも勝てる」と言及。「スライスやドロップショットを増やせばさらに幅が広がる」と助言も添えた。
今年の全豪オープンを制し、表彰式で涙ながらに感謝を語ったキーズには、「彼女が優勝した時は涙が出た。課題の多くはメンタル面だったので、優勝後は大きな存在になると思っていた」とコメント。「ラケットもストリングも変えたが、最大の変化はメンタル。いま2カ月試合を休んでトレーニングに専念したのは賢明だ」と語り、「このサーフェスは彼女に合っている」と見ている。
最後に、自身と同じくシングルスとダブルスの両方に出場するパオリーニを「見ていて本当に楽しい選手。守備も攻撃も優れ、スピンや角度の理解が深い。まるで小さなアシュリー・バーティのよう」と評した。「毎日試合をこなすラウンドロビンは過酷だが、彼女なら乗り切れる」とエールを送っている。
8人のトッププレーヤーが激突するWTAファイナルズは、11月1日から11月8日までリヤドのキングサウード大学で開催される。
構成●スマッシュ編集部
【画像】サバレンカ、シフィオンテクら全米オープン2025を戦う女子トップ選手たちの厳選フォト
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