
【靴の転生術】新常識!? ヴィブラム「ソールスワップ」でスニーカーの可能性が無限大!リペア職人の華麗な技を取材レポートの画像一覧
靴底がすり減った際に「リペアに出す」という選択肢はあるものの、実際に体験したことがない方も多いのではないでしょうか。本記事では、高性能ゴムソールの分野で世界をリードするVibram(ヴィブラム)社が主催した「ソールスワップワークショップ」を取材。「ソールスワップ」とは、単にすり減った靴底を元に戻す「ソールリペア」ではなく、まったく別デザインのソールに交換し、愛用シューズを別モノに「転生させる」驚きのカスタム術です。
世界をリードするヴィブラムソール

取材に伺ったのはヴィブラムジャパン社が主催したワークショップです。八角形の黄色いロゴでお馴染みのヴィブラムは1937年にイタリアで創業したフットウェアブランド。高性能なゴムソールを開発・製造し、数多くのシューズブランドに採用されています。
年間4,000万足以上のソールを生産し、その分野では世界をリードする存在となっているのです。そのヴィブラムソールを使ったリペアイベントに参加してきたのです。
ソールリペアとソールスワップ
現在はイタリア、アメリカ、日本だけでなく120カ国以上に展開するヴィブラム社。タフなグリップ力を求められるアウトドア用のシューズだけではなく、ワークやファッションの分野でもヴィブラムソールが採用されています。年間に300種類くらいのソールが生まれ、1000社を超えるシューズブランドに供給。
金型を廃棄するまでソールを作り続けることがないので、ソールデザインに廃盤という概念がないのだとか。そんなシューズリペアの現場では、修理前と同じデザインの靴底を使ってソールリペアする場合とまったく別デザインのソールに交換するソールスワップの2パターンがあるようです。
