靴底選びが慎重になるソールスワップ
イベントでは、本場イタリアのリペア職人と日本のヴィブラム公認職人によるリペアが実演されていました。オールソールと呼ばれる全張り替えの場合、シューズの靴底を剥がし、シューズと新しいソールを合わせるためにそれぞれ手を加えて張り替えます。同じデザインの靴底を使ってソールリペアする場合は、愛着のあるシューズがリフレッシュされ、また長く履き続けたいという気持ちが芽生えます。
ところがソールスワップの場合は、まったく別デザインのソールに交換するのだから少しばかりの違和感を覚えるのかも。ソールデザインだけでなくカラーバランスもあるから、ソールスワップの場合はソール選びが慎重になりますよね。
ストリートスニーカーに転生!組み合わせは無限大
イタリア職人、日本職人ともに取り掛かっていたのがアディダスの室内競技用シューズをベースにしたソールスワップでした。オリジナルゴムソールをヒートガンで温めながら剥がし、グラインダーで削ってまったく別デザインのソールに合わせて整形。
室内競技用シューズがソールスワップによって、いままで見たこともないストリートスニーカーに生まれ変わっていく現場に立ち会えました。
そこで気づいたのですが、ソールリペアって靴底がすり減ってから張り替えというのがスタンダードとして、新品シューズをソールスワップでまったく新しいデザインのオリジナルシューズを生み出す楽しみもあるのではないか!
ビジネスシューズにストリート用スニーカーの厚底ソールや、サンダルにアウトドアブーツ用のハードグリップソールを装換。カラーも選べば、組み合わせば無限大に広がりそう。そんな遊び方を発想できたイベントでした。
文/野上真一 撮影/ULALA(SIESTA PLANET)
