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「えっ、598機セット?」ガンプラ新作 ありえん数字に勘違いさせる「前例」とは?

「えっ、598機セット?」ガンプラ新作 ありえん数字に勘違いさせる「前例」とは?


「HG 1/144 モンキーロディ(598機)/モンキークラブロディ」(BANDAI SPIRITS) (C)創通・サンライズ

【画像4枚】こちらが「前例」ガンプラ史上最大級という「マグアナック」のセットです

そう勘違いさせる「前例」は

 ガンプラの新作に、一部で「とんでもないボリューム」と勘違いしかけたという声が聞かれます。

 2025年10月27日、X(旧:Twitter)の「BANDAI SPIRITS ホビー事業部」アカウントは、『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ ウルズハント』より、2025年11月1日に発売される「HG 1/144 モンキーロディ(598機)/モンキークラブロディ」の初公開というパッケージ画像を投稿しました。

 この「598機」というのは、いわば「アムロ機」といった記述と同じで、『ウルズハント』に登場するキャラクター「598」(ゴーキュッパ、CV:三瓶由布子)の機体であるという意味です。

『鉄血のオルフェンズ』の世界では、安価で人身売買される孤児たちをして「ヒューマンデブリ」と称します。598も元々そのヒューマンデブリで、そのときの「所有者」が付けた番号をそのまま名乗っているというわけです。

 さてその598のモビルスーツ(MS)「モンキーロディ」ガンプラ、やはり「598機」の部分が目を引くようで、SNS上などではすぐに勘違いと気づいている様子ではあるものの、「びっくりした」との声が散見されます。常識的に考えれば1/144スケールで598体ものMSプラモデルセットは考えられませんが、とはいえ勘違いしかけるのもやむを得ない「前例」がありました。

 2019年にBANDAI SPIRITSより発売された「HG 1/144 マグアナック36機セット」は、商品名にあるとおり36体のMS「マグアナック」がセットになった商品です。『新機動戦記ガンダムW』に登場する機体で、「カトル・ラバーバ・ウィナー」とその乗機「ガンダムサンドロック」につき従いました。その劇中での姿を再現する「36機セット」とのことです。価格は4万8600円(2019年5月プレミアムバンダイ予約開始時、のち4万9500円、いずれも税込)でした。

 同じHGシリーズでは単体の「マグアナック」も発売されており、そちらの2019年4月発売当時の価格は1540円(税込)、これを36体となると5万5440円(税込)なので、「36機セット」はかなりお得だったといえるでしょう。

 ケタがひとつ少ないものの、それでも36体ものセット商品があったという前例は、ほんの一瞬でも「598機セット」をよぎらせるというのも、無理からぬことかもしれませんね。

配信元: マグミクス

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