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「東京国際映画祭」が開幕、レッドカーペットに黒ドレスの柴咲コウ、花柄ドレスの満島ひかりが2度にわたって登場

「東京国際映画祭」が開幕、レッドカーペットに黒ドレスの柴咲コウ、花柄ドレスの満島ひかりが2度にわたって登場

「第38回 東京国際映画祭」オープニングイベント レッドカーペットに登場した柴咲コウ、満島ひかり、中野量太監督
「第38回 東京国際映画祭」オープニングイベント レッドカーペットに登場した柴咲コウ、満島ひかり、中野量太監督 / 撮影:田中隆信

映画「兄を持ち運べるサイズに」(11月28日[金]公開)に出演する俳優の柴咲コウ、満島ひかり、監督の中野量太氏が10月27日、都内で開催された「第38回東京国際映画祭」(10月27日~11月5日[水]、日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区)のレッドカーペットに登場した。

■柴咲コウが黒ドレスで、満島ひかりが花柄ドレスでレッドカーペットに登場

柴咲コウはスタイリッシュなノースリーブのブラックスパンコールドレス、満島は花柄のボタニカルな印象のドレスで登場。対照的な雰囲気ながら、どちらもレッドカーペットに映える華やかさが感じられた。

主演の柴咲は「撮影をして1年くらい経つのですが、ようやく皆さんに観ていただける華々しい機会があるのですごくうれしい気持ちでいっぱいです」と喜び、共演の満島は「映画の撮影後にこうやって映画祭に参加して、監督や柴咲さんにお会いできて映画の話ができるのがすごくうれしいです」と笑顔で語った。そして中野監督も「映画はここからお客さまのものになっていくので、こうやって華やかな場所からスタートして多くの人に見てもらえたらうれしいです」と心境を伝えた。

■兄の訃報から始まる4日間を描いた「兄を持ち運べるサイズに」

絶縁状態にあった実の兄(オダギリジョー)の突然の訃報から始まる、家族のてんてこまいな4日間を描いた本作について、柴咲は「どのような年代の方でも楽しめる、心に迫る作品になっています。私自身が今この年代になって、自分の家族に対する思いを改めて振り返られるようになったところもあると思うんです。『大人だから出さないようにしなきゃ』と思っていたところが無意識にあったから、この映画の撮影を通じて開け放たれた感じがありました」と自身の思いを伝えた。

満島は「答えがない一人一人の思いや、みんなが違う思いで生きていることを感じながら撮影させていただきました。この映画は見終わった後に温かい気持ちになるし、家族の誰かに連絡を取ってみようかな、今存在している誰かをもう少し大切にしてみようかなと思えるような素敵な作品です」と本作の魅力を語った。


■柴咲コウ、満島ひかりがそれぞれ違う作品でレッドカーペットに再度登場

柴咲と満島は、この日、2度レッドカーペットに登場した。

柴咲は、ABEMAオリジナルドラマ「スキャンダルイブ」(11月19日[水]より配信開始)のキャストとして共演者の川口春奈と一緒に登場。柴咲は「兄を持ち運べるサイズに」の時と同様、黒のドレスで、川口はオーバーサイズの黒のジャケット姿で登壇した。

「スキャンダルイブ」は、スキャンダルをめぐる芸能事務所と週刊誌の禁断の攻防戦を描く、オリジナル連続ドラマで、柴咲が主人公を演じる。「東京国際映画祭」のTIFFシリーズ公式出品されたことについて、柴咲は「自分が身を置いている業界の、ある意味、裏側のような部分が描かれるにあたって、情報を自分たちはどのように精査し、どのように自分の中に取り入れていくのか。そのことを改めて学ぶきっかけになりましたし、そうした本質的な部分を評価していただけていたらうれしいなと思います」と自身の考えを話し、川口は「本当にシンプルに見ていただきたいですし、作品のメッセージ性を楽しんでいただけたら」と呼びかけた。

満島の2度目のレッドカーペットは、アニメーション映画「ホウセンカ」で、小林薫、木下麦監督と共に登壇。

小林と木下監督は黒のタキシードに蝶ネクタイというフォーマルな姿で、木下監督の手には“ホウセンカ”が。

すでに劇場公開中の本作は、「オッドタクシー」を手掛けた木下監督&此元和津也のクリエイタータッグによるオリジナルアニメーションで、小林と戸塚純貴がW主演を務め、主人公・阿久津の“過去”と“現在”を演じ分けている。満島は、永田那奈というキャラクターの過去(29歳)を演じている。現在(67歳)を演じるのは宮崎美子。

10月31日(金)21時からTOHOシネマズ シャンテ スクリーン3での上演では、木下監督のトークショーが予定されている。

◆取材・文=田中隆信

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