
映画「てっぺんの向こうにあなたがいる」(10月31日[金]公開)に出演する俳優の吉永小百合、のん、阪本順治監督、映画「ナイトフラワー」(11月28日[金]公開)に出演する俳優の北川景子、森田望智、内田英治監督が、10月27日に都内で開催された「第38回東京国際映画祭」(10月27日~11月5日[水]、日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区)のレッドカーペットに出演した。
■オープニング作品「てっぺんの向こうにあなたがいる」がレッドカーペットも一番手
東京ミッドタウン日比谷のステップ公園から日比谷仲通りにかけて敷かれた162mのレッドカーペット。そのトップバッターは、オープニング作品「てっぺんの向こうにあなたがいる」から吉永、のん、阪本監督が登場した。
吉永は紫色の着物姿で、帯には本作のモデルとなった田部井淳子さんの姿があしらわれている。のんは落ち着いた雰囲気のベアトップのロングドレスで登壇。
ステージ上で、吉永が代表して「皆様、こんにちは」とあいさつし、「私は33年ぶりに『東京国際映画祭』に参加させていただきます。今日、オープニングの映画になりました『てっぺんの向こうにあなたがいる』で、この3人で参りました。どうぞよろしくお願いします」と伝えて一礼した。
その後、レッドカーペットで「33年ぶりに参加した気持ちを聞かせてください」と質問を受け、「前は渋谷だったと思うんです。こんなに大勢の方が集まっているのは初めてなので、これだけ大勢の方が応援してくださるんだって思うと感慨深いです」と答えた。そして、着物について「田部井淳子さんをモデルにした映画なので、お写真をお借りして帯を作って、後ろはエベレストなんです」と改めてこだわりのポイントを語った。
■吉永小百合の映画出演124本目となる「てっぺんの向こうにあなたがいる」
「女性だけで海外遠征を」を合言葉に女子登攀クラブを設立し、1975年にエベレスト日本女子登山隊の副隊長兼登攀隊長として、世界最高峰のエベレスト(ネパール名:サガルマータ、中国名:チョモランマ)の女性世界初登頂に成功した田部井淳子さん。その後も飽くなき挑戦は続き、生涯で76カ国の最高峰・最高地点の登頂に成功した。
本作は、そんな日本を代表する偉大な女性登山家の実話を基に、エベレスト女性初登頂から晩年の闘病、余命宣告を受けながらも亡くなる直前まで山に登り続けた勇壮な生涯を壮大なスケールで描く。
主人公・多部純子を演じるのは今作で映画出演124本目となる吉永。純子を支える夫・正明を佐藤浩市が、純子の盟友であり、エベレスト登頂の相棒でもある北山悦子を天海祐希、青年期の純子をのんが演じる。ほか、木村文乃、若葉竜也、工藤阿須加、茅島みずきらが出演する。
吉永は「若い方も、私たちの年齢の方も、皆さんが楽しめる映画だと思うのでぜひぜひ大勢の方に映画館で見ていただきたいと思います」というメッセージも届けた。

■「ナイトフラワー」の北川景子&森田望智もレッドカーペットに登場
ガラ・セレクション部門に公式出品された映画「ナイトフラワー」からは北川景子、森田望智、内田英治監督の3人がレッドカーペットに登場。
北川はゴールドに輝くエレガントなサテンのノースリーブのドレス姿で、森田はミニ丈の黒いドレス姿で登壇し、ステージ、そしてレッドカーペットを華やかな雰囲気にした。
トランスジェンダーの主人公と少女の絆を描き話題となった「ミッドナイトスワン」を手がけた内田監督が、自ら「真夜中シリーズ」と銘打つ本作は、借金取りに追われながら東京へ逃げてきた母親が、二人の子どもの夢をかなえるためにドラッグの売人になることを決意し、危険な世界へと足を踏み入れていくヒューマンサスペンス。
主人公・永島夏希は、顔を崩して大きく笑い、関西弁でまくし立てるたくましい母親。そんな夏希を北川がほぼすっぴんで演じている。そして、夏希のボディーガードとしてシスターフッドを繰り広げる格闘家・芳井多摩恵を森田が熱演。他に、Snow Manの佐久間大介、SUPER BEAVEERの渋谷龍太、さらに渋川清彦、池内博之、田中麗奈、光石研ら個性派俳優も出演している。
◆取材・文=田中隆信


