F1メキシコシティGPではマクラーレンのランド・ノリスが圧勝。この勝利について、ノリスは前戦シンガポールGP後の話し合いが効いていると考えている。
ノリスがメキシコで示した強さは統計的にも明らかだった。ポールポジションからスタートしたレースで、彼は最終的に2位のシャルル・ルクレール(フェラーリ)に30秒差をつけたが、これは2023年ハンガリーGPでマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が34秒差をつけて勝利した時に次ぐ大差での勝利だった。
しかしノリスは今季マシンMCL39を常に快適に感じられていたわけではない。特に予選ではマシンを限界まで追い込むことに苦労している姿を見せてきた。フロントアクスルのフィーリングが良くなく、彼の自然なスタイルでマシンを走らせることができないと感じていたのだ。
しかしメキシコシティGPでは良いフィーリングを得られたと語っており、それには前戦シンガポールGPでのブリーフィングが関わっていたようだ。
「今日はとにかくマシンのフィーリングが良かった」とノリスはSky Sports F1に語った。
「全てはマシンのフィーリング次第なんだ。去年はマシンに凄く良いフィーリングがあって、より良いパフォーマンスを発揮することができていた。でも今年はマシンを掌握するのに少し苦労している」
「マシンが信じられないほど速いけど、明らかにまだ運転が難しい。でもスイートスポットに入ったときは上手く機能させられる。そしてこの数週間で、シンガポール(予選5位決勝3位)でも僕は苦労してきた」
「デブリーフィングでは30分くらい話し合っていて、『みんな、これはまさに望んでいないマシンだ。これじゃレースでは勝てないし、このままではこの先も勝てない。僕が求めているモノをくれないマシンを使い続けているようではね』と話していた。今週末は僕が求めていたものが少し手に入ったから、こうしたパフォーマンスを発揮できた。それだけのことだ」
ノリスは今回の勝利と、チームメイトのオスカー・ピアストリが5位に終わったことで、ランキング首位の座をピアストリから奪還。ノリスの首位は4月のバーレーンGP以来初めてのことだ。
ノリスは自分の力を疑ったことはないとしてきたが、内々では言い訳のできない状況に思うところもあったという。
「今年の序盤では、確かに少し自分を疑うような時期もあった。マシンのせいにはしたくなかったし、オスカーが勝っている時にはなおさらマシンの調子が良くないと言い訳するのは絶対にできなかった。でもグリップが足りていなくて、機能させる方法が分からなかったんだ。でも今は良い方法を見つけていっている。そういうことなんだ」
「1回レースでいいパフォーマンスを示したからといって意味は薄いと思う。2回、3回、4回と連続でやって見せてこそなんだ」
「ここ数ヵ月は悪くなかったし、良い週末を過ごしたこともある。ただマックスは依然として僕らを捕まえようとしている。だからこそ、僕も集中し続けていく必要がある」

