2025年9月20日、東京世界陸上8日目。男子20キロ競歩で金メダル候補と目された山西利和(愛知製鋼)は、1時間22分39秒の28位だった。
レース中盤まで先頭集団を引っ張った山西がアクシデントに見舞われたのが15キロ手前。審判から警告3枚目を受け、ペナルティゾーンで2分間待機の罰則を受けてしまったのだ。結局、2019年ドーハ大会、22年オレゴン大会に続く3度目の金メダルは消滅した。
レース後、山西は「慢心があった」と振り返っている。
「この1年半やってきたことを出せればと思っていましたが、最後上手く行きませんでした。前半は割と注意が少なかったので慢心があったのかと。行けるかなと思ったんですけど、予想以上に自分の感覚と(審判の)見え方が合ってなかった」
今後について問われた山西は言葉を濁す。
「今後どうするのかな。どうなっていくか分からないですけど、う~ん、何でしょうね。難しいな。何か次につながるものがあればいいと思います」
意味深とも取れる発言。“次につながるもの”が見つかることを願いたい。
構成●THE DIGEST編集部
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