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【MotoGP】ミル、ホンダのエンジンパワー改善を実感「ストレートでドゥカティを抜けて誇らしい」

【MotoGP】ミル、ホンダのエンジンパワー改善を実感「ストレートでドゥカティを抜けて誇らしい」

ホンダのジョアン・ミルは、MotoGPマレーシアGPで3位表彰台を獲得。直近4レースで2度目の表彰台となったミルは、ドゥカティ陣営グレシーニのフェルミン・アルデゲルをオーバーテイクできたことは「誇らしい」と語った。

 ミルは決勝レースを7番グリッドからスタート。2周目の最終コーナーではアルデゲルのインに飛び込み、お互いコース幅ギリギリでコーナーを回った。

 2台はさながらドラッグレースかのような並走でホームストレートを立ち上がったが、ターン1に向けてはミルがわずかに先行し、オーバーテイクを完遂した。ホンダのRC213Vがドゥカティ・デスモセディチGP24にストレート勝負で競り勝った瞬間であった。

 ホンダはこれまで、最高速の遅さが一番の弱点であった。しかしここ最近のアップグレードが状況を一変させた。ミルはこの日最速タイとなる333.3km/hを記録。前日の予選ではミルとLCRホンダのヨハン・ザルコが338.5km/hをマークしたが、これもKTMのペドロ・アコスタに次ぐ2番目のトップスピードであった。

 2020年のMotoGP王者であり、ホンダに移籍して3年目となるミルは、これまで上位入賞すらままならない苦しいシーズンを送ってきたが、日本GPでの移籍後初表彰台からわずか3戦で再びポディウムに乗った。ミルはアルデゲルへのオーバーテイクは様々な条件が重なった結果だとしつつも、ホンダのエンジン面での進歩を示すものだと感じている。

「僕らのエンジンは最新ではない、これは事実だ。ただアルデゲルのバイクがドゥカティ勢の中で最速ではないというのも確かだ」

「今までは、ついていけることを夢見ることしかできなかったけど、今ではチャンスがある。僕たちは進歩しているということだ。ドゥカティの1台をストレートで抜けたのは誇らしいことだ」

 ホンダはサマーブレイク明けに改良パッケージを導入して以来、戦闘力を高めている。ミルが2度表彰台に上がっただけでなく、チームメイトのルカ・マリーニもハンガリーのスプリントでの4位を筆頭に、コンスタントにシングルフィニッシュを記録している。

 ミルは依然として課題は残ると認めつつも、その進化を実感していると語った。

「フロントにもっと荷重をかけられるようになったし、コーナー進入時のバイクの旋回性も良くなった」

「ただ、グリップの面ではまだ限界がある。グリップは僕たちがずっと苦戦してきたところだし、グリップの低いコースになると特に苦労する。そこに関しては来年に向けて、より良いパッケージにできるよう取り組んでいる最中だ」

「ただ、僕がホンダに来てからの3年間でみんなが積み重ねてきた努力には本当に満足している。これは短期的な成果ではなく、長期的なものなんだ。エンジニアに情報を伝え、チームと協力しながら、競争力のあるバイクを作り上げる作業の成果だ。今はその成果を味わう時だ」

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