ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平は現地10月27日、トロント・ブルージェイズとのワールドシリーズ(WS)第3戦に「1番・指名打者」で先発出場。4-5で迎えた7回にこの試合2本目となるソロホームランを放った。
第1打席でエンタイトル二塁打、第2打席でホームラン、第3打席でタイムリーツーベースヒットと大当たりしていた大谷。第4打席はブルージェイズ4番手セランソニー・ドミンゲスと対戦し、1死走者なしの場面で初球ど真ん中の157kmフォーシームを見逃さずレフトスタンドへの同点本塁打とした。打球速度107.8マイル(173.4km)、飛距離401フィート(122.2m)、打球角度26度だった。
試合を振り出しに戻す豪快な一発に米スポーツ専門局『ESPN』のジェフ・パッサン記者はこの試合の大谷の打撃成績を並べ、「地球上で最高の選手が、最高の選手らしい活躍を続けている」と絶賛した。
さらにドジャース専門メディア『Dodgers Nation』のノア・カムラス記者は「大谷翔平はまるで別次元の存在だ。 ドジャー・スタジアムでの直近7打席で7安打、7本の長打を記録している。この試合で2本目のホームランを打ったばかりだ。 彼は止められない」と本拠地ファンの前で期待に応え続けていると紹介した。
そしてMLB公式サイトのサラ・ラングス記者は大谷が1試合4本の長打を放ったとし、これはWSの試合での最多長打数に並ぶと説明。1906年のWS第5戦フランク・イズベル(当時シカゴ・ホワイトソックス)以来119年ぶり史上2人目の快挙だという。
試合は9回途中で5-5の同点となっている。
構成●THE DIGEST編集部
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