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学び、つながり、羽ばたく——嘉悦大学「飛翔祭」が描く新しい学園祭のカタチ

社会とつながる大学の姿勢 被災地支援「こだマルシェ」

飛翔祭の会場では、地域と学生が協力して行う社会貢献活動にも注目が集まります。
その代表的な取り組みが、被災地復興支援を目的とした「こだマルシェ」です。

「こだマルシェ」は、嘉悦大学の研究会が地域団体と連携して運営する企画で、被災地の特産品を販売し、売上の一部を復興支援に充てるものです。単なる販売イベントではなく、“学生が地域や社会の課題にどう関わるか”を考える実践の場となっています。出店ブースでは、特産品を手に取る来場者の姿や学生が丁寧に説明する光景が見られ、社会と大学の距離を近づける場として定着しつつあります。

また、学内のカフェ「プロント嘉悦店」と連携した産官学企画も展開され、研究会の学生が店舗運営の一部をサポートします。こうした取り組みを通じて、大学の学びが社会の現場と直接結びついていることを体感できるのも、嘉悦大学の特徴です。

地域の商店や企業と学生が協働する姿は、“学びの成果を地域に還元する”という大学の理念を体現しているようです。華やかなイベントの裏には、社会課題への意識や実践的な教育の姿勢が息づいています。

学びを社会へつなぐ 嘉悦大学のこれから

創立から120年を超える歴史を持つ嘉悦大学は、長く「実学教育」を重視してきた大学です。
知識を学ぶだけでなく、それをどう社会に生かすかを考える姿勢が、今も変わらず受け継がれています。

今年の「飛翔祭」には、その理念が随所に感じられます。
学生が自ら企画し、地域の子どもや高校生と一緒に活動する。
被災地支援や産学連携を通して社会とのつながりを築く。
それぞれの取り組みの根底には、「学びを実践に変える力」を育てたいという思いが見えます。

イベントとしての楽しさに加え、教育の一環としての意義がしっかりと根付いていることも、嘉悦大学の学園祭ならではの魅力です。
キャンパスに集う学生や地域の人々の笑顔が、その答えを物語っています。

秋の週末、少し足を伸ばして、学生たちが羽ばたく瞬間に触れてみるのも良いかもしれません。

嘉悦大学について

嘉悦大学の前身は、創立者である嘉悦孝により、1903年(明治36年)に日本初の女子を対象とした商業学校として設立された「私立女子商業学校」に遡ります。
以来、120余年にわたり、嘉悦学園は時代に先駆けた実学教育を展開。
日本初の女性公認会計士をはじめとする有為の人材を多数輩出してきた歴史ある大学です。

公式サイト:https://www.kaetsu.ac.jp/

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